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失われた”大魔法時代”☆彡

今回は説明回です。

何故、魔術師達が無課金までの魔法しか使えないのか?

疑問が明らかになります。

かつてこの世界には繁栄の時代、俗に言う「大魔法時代」と呼ばれた時代があった。


街には数多の魔術師が研究所を構え独自のスペルを開発し、その成果で人が、街が、国が大いに発展した。

人の生息領域は宇宙から海底の更に底まで達したといわれており、中には現代に残る第三階梯を遥かに超える上位魔術をもって、神竜等の災厄にすら、対抗し得る強者も存在したという。


魔術師たちが開発した呪言スペルの中には公衆の面前で憚られる様なものも数多く存在したが、人々はそれをも個性として受け入れていた。


おおらかな、そして豊かな時代。人が人として生きられる自由な雰囲気の中で活気にあふれた人類の黄金時代。


だが、その古き良き時代は1000年前に突如終焉した。


賢王「ウン=エイ」が突如クーデターにより失脚したのだ。


時を同じくして人々に無限の叡智と繁栄をもたらしていた魔術師達が忽然と姿を消した。その現象は「アカ・バン」もしくは「サービスシュウリョウ」であるとする古文書も見つかっているが原因は定かではない。


確実なのは代わりに支配者となった「ト=ジョーレ」という出自不詳の女による圧政が始まった事。


巧みというべきか、最初は圧政と気づかれなかった。


女王の政策は、たとえば「不適切な言葉を記した書物は子供の教育に良くないので焚書にしましょう」といった誰にも分かりやすい言葉で語りかけられ、主に主婦層を中心として大いに支持された。


これにより実際にいかがわしい書物や色町もかなりの数処分された様だが、一緒に「遺された上位魔術書」も焚書され口伝する事すらも禁じられてしまった。問題点に逸早く気が付いた者達は声を上げたのだが、政府と女王支持派の主婦達によって粛清されてしまった。


その実害は驚く程早くに現れた。


今まで立ち向かえていたモンスターに抗しえなくなり、一部の都市は放棄。のみならず、一部の災厄級モンスター「神竜」等が生贄を要求する様になり、見目麗しい「巫女」を捧げる事で滅びをかろうじて回避する日々が始まったのだ。


当時を振り返り、後の歴史家は支配を絶対のものとする為に庶民の力を奪ったのだろうと推測する。


古代魔術の復古を望む声と研究者は度々現れたが、その度に女王支持派の主婦層を始まりとする諜報集団「鬼女」によって未然に発見され粛清された。


やがて支配が盤石となると、女王は後付けの美辞麗句で装飾された恣意的な臨時徴税を始めた。


徴収するものは金品であったりもしたが、時にはその村で一番と評判の娘であったりもした。

そして、連れ去られた娘は誰一人帰ってこない。


終らない地獄の日々。


だが、当初は庶民にも希望はあった。


ー女王ト=ジョーレが身罷ればマシになるのでは?


今までにこのような圧政は無かったので別の者が王に就任すれば、という希望。だが、それは予想外の形で裏切られた。


ート=ジョーレは、1000年の時を経て尚も存命であったのだ。


一部には若い女の生き血を啜っていると噂する者もいたが、真相は謎。





「以上が今の世界の成り立ちと、君が使える高位魔術を僕らが使えない理由だよ」


かなり長い説明を語り終えた青年ロイターは疲れからか軽くため息と共に一度話を切り上げた。


(なるほど。あの幼女が言ってた「世界を救って」とはそういう事か)


目的地である「神聖都市ホーケン」に向かう道すがら、そなたは魔術師の青年ロイターから

この世界の成り立ちを聞いたのだった。


「ところで、もし間違いならアレなんだけど、、、もしかして大魔法時代の英雄”ソナタ=ニューランド”と君は何か関係があるのかい?」


ソナタは首肯する。


「ああ。俺はその、ソナタ=ニュー…あー、本当はアイランドなんだけど、そう。その”ソナタ”本人で間違いないと思うよ」


新島=ニュー・アイランドという安直なセンス。


「ええ!?君もまさか不死なのかい!?」

驚くロイター。

「ソナタちゃん、まさかのロリB…!」

横からライラも割り込んでくる。


「いや、そういうわけではなく・・・」

ソナタは自らを語ることにした。元々16歳の男子高校生である事、この世界をゲームとして遊んでいるプレイヤーであった事、そのゲーム終了時に何者かに召喚された事、ゲーム当時と同じ能力を得ていた事、等々。


正直、ライラは自分のことを美幼女と思い込んでぬいぐるみ扱いしていたので、中身が男子高校生と聞いてショックを受けるのではないかと思っていたが


「美少年入り幼女・・・愚腐腐腐腑ふふふ・・・」


違う萌えを見出したようなその目が怖かったので、思わず視線をそらした。

ちなみに、「其方」は美少年でも何でもないのだが。


「正直、この世界が君たちの世界の遊戯だったなんて信じられないけど」


「いや、よく似ているだけの異世界ってところなんだと思う。ただ、俺らがゲームで行ってきた行動が若干反映されているみたいだけど、ロイターさんも、ライ…っラさんもやっぱり!ちょ、ちょっと待ってっ!」


ゲームなんかじゃなくて、ちゃんと生きている生身の人間だよ、と言おうとしたソナタであったが、またしてもちょっかいをかけられて告げられず。


そうこうしているうちに目的地「神聖都市ホーケン」が見えてきたのだった。




神聖都市ホーケン。

またの名を「真性都市ホーケ…(以下略)」


なんだか、書いているうちに運営も煽っていたんじゃないかと疑わしくなってきました。



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