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飛翔への布石☆彡

某ギルドの地下会議室・・・ではなく、大会議室に、主要メンバーが居並ぶ。


―北辺の暴力の頂点、”ロード”こと、ミール。

―Lv1200の女子力高きオークジェネラル「マーリア」と100人の侍オーク達

―新生ソナタCHAN'sギルドの廃プレイヤーの面々

―冒険者ギルドに育ちつつある、テッド達新たな勢力


この短い期間に戦力は充実の一途。

ホーケンの街も順調に発展を続けている、となれば・・・


「いよいよ”次”を考える時期、そう考えている」


「”次”ねぇ。具体的には?」

「この街に暮らしていると分からないけど・・・依然、国の大半の地域は女王の支配に苦しんでいる。この街だって、今は順調だけど朝敵の布告が出回っている以上、いつどうなるかわからない」

「つまり、束の間の安寧・・・という事でござるな」

「戦力も充実したし・・・やっぱり戦いを仕掛けるのかな?」

ライラが首をかしげ、

「ふはは!小娘、中々にわかっておるではないか!正面から叩き潰すが良いぞ!・・・滾るのうっ!」

戦闘バ●のミールが猛るが、

「いや。それは意味がないだろう。魔王とかそういう分かりやすいのじゃねぇんだ。倒したらゲームクリア、て目も無いじゃないが」

「そうだね。なんせ、この国は”圧政下にある事”の認識が無い住人も多い。だから、まずは僕らと同じ考え方を広げていく必要があると思う。女王打倒、まぁ、最終的にどうなるかわからないけど僕らのゴールはその先にあるような気がするね」

「・・・とすると、”次”って何だろ?」


「さしあたって近隣地域の解放、それとロード君とジェネラルさんが抜けた北辺地域の再編成、てとこかな。そこで、渡りに船、というか・・・」


懐からポコチーニが何かの紙を取り出した。


「招待状?」

「うん。ここから北西に、100KM離れている”ワ=プア”という大都市があるんだけど」

「確かあれだよな。ここ数十年で物凄い経済発展をしてるとかいう商業都市・・・」

「そう。その大都市の、長官からのお誘いという訳」

「毒かな?蛇かな?」

「両方では無いでゴザルかな?つまり・・・毒蛇」

「かもしれないけどね。良い機会であるのは事実だと思う」

「で、誰が行くんだ?」

「まずは、このギルドのマスターである、ソナタ君は確定。後は、」

「「「「「はい!・・・」」」」」

ソナタとの同伴旅行、となれば乙女達が黙っている道理もなく。


「し、新入りちゃんは無理しなくても、いいんだよ~?」

「いいえ、ソナタ君の隣は常に私の居場所・・・」

「・・・そして、僕の居場所でもある」

「ちょ、ちょっと人のセリフ捻じ曲げるのやめてもらえます!?」

「忠臣たるもの常に主人を、や、やだ!某、うっかりソナタ殿の事…しゅ、主人等と気の早い…」

「やはり経済都市と言うことですから、社会経験のある私が付き添わないと…」


「ハア、いっそ、君たち全員で行ったら?」


「「「「「…は?」」」」」


「誰か抜け駆けさせると煩そうだし…」


かくして、実にめんどくさそうな参謀の提案によりソナタと愉快な仲間達による波乱確定の珍道中が決められたのであった。




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