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ギルド開設☆彡

とうとうギルド開設です・・・☆彡

長い紆余曲折を経て、とうとう「ホーケン冒険者ギルド」が開設の日を迎えた。


まあ、かの神竜王討伐からたった2週間後のスピード設立ではあったのだが、


その間に、、、

「・・・・僕わ・・・もうダメだ・・・え、HK・・・うふふふ・・・オワタ・・・」

体育座りで遠くを見つめるポコチーニ。


諸々の事情から彼のSAN値は深海1万メートルの海底を絶賛潜航中だ。


「それにしても、、、」

僅か2週間、実質1週間で改装されたギルドの見事さときたら。

ツタが這い、苔むした壁はすべてがかつての輝きを取り戻し、特にあの白い輝く扉は大理石であったようだが、こちらも同時の美しい彫刻とともに蘇った。


その扉を潜ると、ステンドグラスの光が乱舞するホール。

ギルドの窓口はここに設置され、受付嬢・・・現在2名しかいないが・・・の応対するカウンターは今後の拡張を考え幅広に設置された。そして、待合のテーブル。テンプレなギルドではここが「酒場」としての機能も果たすのだが、元々ホーク教の宗教施設であった事と某受付の希望により、どちらかというと女性をターゲッティングしたような「カフェ」が併設されることになった。


更に、もう一つテンプレ的なギルドとの差異が。

クエストの斡旋を掲示するボードを当面は設置しないことにしたのだ。


どうしても乱雑になりがちなクエストボードを設置する事がカフェの雰囲気を壊すという意見があったもの一因だが、寧ろギルドの経営経験が蓄積されていない状況で自由度の高い仕組みを採用するよりもギルド側でコントロールしよう、という事になったのだ。これにより冒険者同士の無用な諍いや無謀なクエストへの挑戦による死亡等あらゆるリスクを回避する方針である。


併せてソナタ達のギルドメンバーは結局皆ここに居住することに決めた為、敷地内に各自の”家”を建築。ここまでを僅か1週間でやってのけたのは、、、


「アタボウよ。大工でぇく舐めんナや!」


見た目キモオタなのに、シャツベルトインなのに、、、実は代々続く宮大工の跡継ぎ息子である事が判明したギルメンのゴンさんであった。宮大工の技術と現代最新鋭の建築工学を修める彼(大学院を出た後ヨーロッパ留学までしているらしい)に魔法のチートまで加わった結果、であった。





「さて・・・」

ソナタが、今日は運営メンバー、つまり新生ソナタCHAN'ギルドの面々+受付嬢2名+某騎士で貸し切りとなっているカフェのカウチソファから立ち上がる。(なお、某イケメン魔術師ロイターは本職で忙しい、というかサボりまくるライラのフォローをさせられている為、欠席となってしまった・・・)


建屋の外に詰めかけた冒険者や町の住人にギルドの開設を宣言するのだ。


大理石の彫刻が施された白亜の扉の開け放つと光が差し込み、遅れて歓声が上がる。野太いのが多いが。

見渡す限りの群集。


そして空を見上げれば、


―本日は、晴天なり。


青く突き抜ける空はどこまでも高く、新しいソナタ達の出発を祝福しているようだった。清涼感ある風が抜けてとても気持ちが良い。


心地よい空気の中、そなたは用意された壇上に進む。


そしてちょこんと壇の上に立つ。

すると、聴衆の(特に一部の)興奮は最高潮。大きな歓声が上がる。


だが、ソナタは微笑みを浮かべたまま


・・・一言も発さない。


それが5秒、10秒と過ぎていくにしたがって、徐々に聴衆に広がりゆく水を打った様な静寂。

1分を過ぎて、誰も物音を立てるものがいなくなった頃、ソナタはようやく口を開いた。


「―皆さん!」


それは普通に話す程の大きさの声。だが、数百人詰めかけた聴衆の端にまでその声が浸透する。


「この街は、辺境という事もあり常々魔獣の被害に晒されてきました」


「皆さんは行政から手を差し伸べられることもなく。頼るモノのない状況で・・・しばしば奪われ、大事な人を失う悲劇に直面しながらも、それでも皆さんは力強く営みを続けて来られました・・・」


「ですが!今日、この時から!この冒険者ギルドをどうか、頼ってください!我々は!常に!常に!皆さんの為の味方であります!このホーケンの地から!ホーケンの地から・・・」


だが、ソナタの演説に聴衆の熱気が徐々に上がり始めたところで、


「―異議アリッ!」


金切声に近い、異を唱える声が上がったのであった。


な、なんか変なのが!(汗)

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