”ピジョン・ブラッド”の美少・・・???☆彡
に、2連投だぁ~!
「な、、、なんで君が此処に?」
このホールには鍵が掛かっていたハズだし、そもそも男の姿のソナタしか、目の前のメイド服の彼(?)は見ていないはずだ。
「・・・さあ?どうしてだろうね?・・・そ・な・た、クン?」
首をかしげる。
細めた目。その表情は小さな獲物をからかうようで楽しそうに。
「!?」
ソナタは先日の牢獄での一幕を思い出し、危機感を感じていた。
・・・が、今日は強力な味方がいるのを思い出す。
「きゃ・・・きゃ・・・」
ほら、もう「きゃわぃいいいい!?」の”きゃ”が漏れ出しているソナタの背後。
可愛いものとみれば女も男も見境なし、のライラ御姉様が。
(・・・くっくっく。今日は負けないぞ。こっちには最終兵器が、・・・ある!)
先日の出来事に敗北感のようなものを感じていたソナタは意趣返しに燃える。
「・・・ライラさん。彼、ああ信じられないことに”彼”なんですけど、男の娘の上に腐、なんですよ!」
(売ってやった!魔王に売ったったぞ。ゲヘヘ・・・モミクシャにされてしまえ!?・・・そして出来ればホ○は卒業して、ノーマルになってください。・・・お願いします!)
してやったり、というソナタのドヤ顔に相変わらず現実感の乏しいイノセントな笑みと傾げた細い首。
と。
「きゃ・・・きゃ・・・?」
おかしい。
当方の最終兵器、”可愛いものジェノサイダー”の様子が不審だ。
「・・・うーん、何か、違う???綺麗、・・・なんだけどなぁ~」
(え!?)
「・・・”これじゃない”、て感じ?」
なんと。可愛ければ何でも良い、という訳でもなかったらしい。
大喜びで餌にがっつくかと思った犬が、予想に反して突如ぷいっとソッポを向いた、そんな感じであった。
「・・・で、ソナタ君達はここに拠点を作るつもり、なんだね?」
なんだかんだで毒気を抜かれてしまったソナタは、目の前の彼(?)と普通に話し始めてしまった。
彼…”ヤナ”というそうだが、不動産屋から委託されてこの元神殿を定期的に掃除しているのだという。
「・・・?」
さっきから、ライラは?を浮かべたままソナタを弄っている。
不可思議な感覚に少々落ち着かないようだ。
「でも、そうだとするとアレだね・・・」
アレ、というその言葉。彼が言うと「アレ」なのかと邪推してしまう。アレが何かは言えないが。
「・・・僕の仕事、無くなっちゃうね」
それはとても悲しそうに。
豊かなまつ毛を伏せて床を見つめる彼女・・・じゃなく、彼。
まるで、夢物語の悲劇のヒロインの様。
・・・ヒロインでなく、男なんだが・・・。
と。
「ああ!そうだ!なら、君、ここで働いたら!?」
「ちょうど、ギルドに来るのがみーんな「HK!」とか煩い、キモ男しかいないの!職員とか受付…嬢?まあ、嬢で好いか、とにかく!そういうの困ってたのよ!・・・ねえ、ソナタちゃん?」
―困った。
ソナタは途方に暮れる。
確かに、彼?を受付に出すのは問題ないだろう。
・・・数名ほど、体格の良い兄貴たちが違う趣味の世界へ逝ってしまうかもしれないが、まあその程度だ。
世界はホ●ダチ!今日も平和!・・・何の問題もない!
だが、
「ふふっ・・・!」
その目!その紅い目が、目を離したいのに離せない、そのピジョンブラッドが、ソナタは苦手なのだ!
…だが、同時に何故か逆らえないものがあり、、、
「わ、ワカリマシタ・・・」
何故か己が意志と関係なく了承してしまうソナタなのであった。
ヒィ・・・逃れられないっ!(*ノωノ)キャッ!




