表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/95

”自分まじHKッスから!” ・・・え?何それ?☆彡

ギルドに押し寄せた人々とは一体・・・

「あー・・・もう一度、自己紹介から、お願いできるかな?」


襲いくる眩暈に、、、思わず眉間に出来てしまう皺を人差し指と親指で摘みほぐしつつ、ソナタは再度、問いかけた。


―今時の若者?まあ、この世界ゲームが特異なのかもしれないが、、、


「自分?マジ、テッドって言うんすけどっ!・・・ソナタさん、チョーやべくねぇ?って感じじゃないスか?HKリスペクト!マジ天使っていうか、このホーケ●、ギルド?とかいう奴も?ヤベ。チョーマジ受けるwww!自分マジイケてるHKスから、ここで天辺目指すっていうか?」



―不思議な現象だった。単語の一つ一つはHKとかいう謎語を除外すればわからなくも無いのだが、、、文章にすると全く理解できない。彼は一体何を主張したいのか?・・・これは一応、冒険者ギルドの採用面接なのだが。



(そうか、・・・HKっていうのがわからないから文脈つながらないのかもしれないな。)



ソナタは気を取り直す。国語の試験問題なんかでも、難解な単語の意味が分かった途端するすると解ける、という経験があった。恐らくはああいう感じの言葉、なのだろう。折角ギルドに来てくれた有難い志願者なのだ。狭量な扱いは良くないだろう、と。


「え、、、と、HK・・・っていうのは何かな・・・?」

ひきつりながらも必死に営業スマイルをキープした自分を褒めつつソナタは若者に問う。


「HK?知らないんすか?・・・ヤベ、マジ受ける・・・w」


なんと!・・・驚いた事に、彼は大変お喜びの様だ・・・。

今のソナタの質問のどこに喜ぶ要素があったのか、まったく理解できないのだが。


見た目も、過去に姉が連れてきたサークルの友達だという○○デビューしちゃった男性達に非常に近い。一言でいえばチャラ男、という奴だ。


―まあ会話が成立しない以上、ここはお引き取り願おうか。後もつかえている事だし。


ソナタが口を開きかけると、


「ホーケ●っす」


「・・・は?」


「だ、か、ら。HKっすよ!ソナタさんがマジ神演説!パネーっ、て感じでHKが今、来まくってるっていうか?」


・・・そう。彼は「ソナタ教」とでもいうべきホーケ●市民の一人、青年テッドの変わり果てた姿、であった。

ソナタのホーケ●連呼演説によりHKの皆さんが自信に目覚め、わずか数日の間に街は空前のHKブームとなっていたのであった。


・・・その原因が自分だと、ソナタは知らない。


「そ、そう。H、K、ねえ・・・うーん・・・」


HKの意味は判明した。だが、やはり彼との会話がいまいち噛み合わない。


「自分、マジ、このHKの為になら死ねるッス。余裕ぅっス!」


だが、、、まあ何だか根拠のわからない熱意だけは伝わってくる。


(ちょっと不安だけど、・・・取り敢えず、やる気はあるみたいだし、仕方ないか。)


「分かりました。では、共にギルドを盛り立てていきましょう。まだ無いですが、拠点が開設した暁には神殿の玄関口に張り出しますので、ここに名前と連絡先を・・・」


「マジ!?自分HKギルドのメンバーっ上等ッスカ?ヤベェ、マジ、ヤベェ」


その後、「ヤベエ」と「パネエ」と「マジHKっ!」を繰り返す青年を見送ると、一息ついた。


(・・・そう、偶にはああいう個性的な人もいる!・・・さあ、次だ!次っ!)


気を取り直すとソナタは次の受験者を応接室に招いた。


ガチャリとドアが開くと、見えたのは、、、


―テラテラした安っぽそうな皮のピッチリしたズボン

―顔の色々な場所にピアスをつけて

―髪の色が汚い感じに染まった、、、


「ヤッベ!マジ、リアルソナタちゃん天使キタコレ!」


(・・・またか!)


ソナタの(自業自得な)苦難の一日は始まったばかりであった。


HKで3話も引っ張ってしまった・・・orz

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ