新たな始まりの朝・・・いや寧ろ終わっ・・・以下略☆彡
やっと、日常に・・・(;´∀`)
凱旋、、、と言っても大々的に討伐を布令て回った訳ではない。
街に入った一行は淡々と神殿に向かい、神官長に事の経緯を報告。外野から無責任な非難も飛ぶ一幕もあったが、彼らの偉業は認められると共に、贄制度の廃止がその場で決定された。
その後、大宴会が催され未成年のソナタも異世界にあっては法律が違うとばかり、あっちからこっちから酒を注がれ断り切れず。(主に飲ませたのは彼の義姉であったが・・・)
・・・記憶を失った。
昔、ソナタの読んだラノベでは魔法耐性=酒に酔わない、というものもあったので羽目を外したのだが、、、そんなものは・・・全然関係がなかった。
>魔法耐性:10,953,010(※一般人は10)
これっぽちも・・・関係がなかった。
だがまあ、過ぎたことだ。
一つ賢くなったソナタが差し込む朝日に起き上がろうとするが・・・
「!?」
今度は何かに拘束されて起き上がれない。
見ると、頭に何か白いものが2本、巻き付いている。
「へへへ~。そな、た、ちゃん・・・」
締まりのない声、どこか甘い香りに包まれて。
急速に頭の冷えたソナタは自分の状況を理解した。
すなわち、いつもの通り抱きぐるみとして、頭をがっちりホールドされているのだった。
誰によってか?・・・それは、言わずともがな、である。
(起こしたら可哀想だな・・・)
そっと、絡んだ腕を外し、抜け出すソナタ。
抜け出して、立ち上がると・・・違和感を感じた。
(視線が・・・高い?)
そう。ここ数日で慣れ親しんだ高さ、というか低さとあまりにも異なる。
そして、先ほど視界に入った自分の手・・・。
改めてみると少し筋張っている・・・?
(もしかして・・・!?)
鏡を覗くとそこに映ったのは、、、、
16歳の男子高校生、新島其方が驚いた顔であった。
「・・・ヤヴァ過ぎる・・・」
神竜王との闘いを乗り越えた彼に、神は更なる試練を与えたもうた。
・・・全身鏡に映った姿。それは、、、
― 16歳の少年が
― ビリビリに破けたり一部ぱっつんぱっつんになった
― 魔法幼女の服の残骸を
― 身にまとっている光景であった。
(変・態・参・上☆彡・・・じゃなくて・・・いや、今の姿は確かにド級の変態なんだけどそうじゃなくて!)
「脱ぐか・・・いやしかし・・・」
着替えがない。女性の部屋で全裸になるのは流石にNGだろう。
では、部屋の外に出るか?・・・この格好で?外の様子もわからないのに?
・・・かといって、このままでは女性服の残骸を纏った変態に・・・っ!
混乱するソナタ。
その視界に有るものが入った。
―破けて残骸となった、”クマさんのぱんつ(LE)”
「・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・っ!」
そして、、、ソナタの理性が崩壊の時を迎えた。
(・・・取りあえず、被っとけ!?)
意味不明な行動を取ってしまう。
「ああ・・・・どうしよう!どうしよう!」
かぶったパンツをそのままに「どうしよう!」を繰り返す・・・怪傑パンツマン。
「そうだ・・・!語尾は『・・・パンツ』が良いかな・・・?ああっ!そうじゃなくて!」
最初は静かに行動していた彼も混乱を極めるにつけて騒々しくなり、、、
その物音に・・・部屋の主が・・・目を覚ます。
「ん・・・誰・・・?」
初めは気だるげだったが、
「・・・・っ!?」
即座に闖入者の存在を認め、枕元のハルバードを手に取った女騎士。
必殺の間合いの先で、パンツをかぶった不審者と対峙する。
「あ・・・」
絶句のパンツマン、新島其方16歳。
「・・・誰?」
「そ・・・ソナタです・・・」
「おかしいわね?ソナタちゃんはパンツなんて・・・頭に被らないわよ?それは・・・女性が下着に履くものだわ」
目が笑っていない。
「・・・あの、中身は・・・16歳の男子高校生だと前に・・・」
「へぇ!16歳の男子は小さな女の子の服を無理やり着込んで・・・」
「パぁンツ被るんだぁ!?へぇ!知らなかった・・・っわぁ!」
ブンッと狭い部屋で振り回される斧槍。
・・・がしっ!
ソナタは手でそれを受け止める。
「見てくださいよ!こんな事、ただの変態の人にはできないでしょ?僕がソナタなんですって!」
「確かに」
「おお!分かって貰えました!?」
「確かに、ソナタちゃんを・・・服もこんなになっているって事は・・・あの子に酷い事をできる実力がある・・・つまり、”ただの変態”じゃなくて”とんでもない変態”って事よね!?」
「え・・・っ?」
ブンッ!
「ソナタちゃんはどこっ!?」
「ひぃ!ここです!貴女の目の前にっ!」
「避けるな!この・・・・っ」
―変態っ!
繰り出された一撃を避けようとして、ソナタの足が衣類の残骸に引っかかった。
「げっ!」
そのまま後ろにひっくりかえる。
更に不幸の連鎖は止まらない。
彼のパンツを被った後頭部は、、、
・・・・ヴィーンッ!
”愛のステッキ(LE)”に受け止められ、異世界に来て2度目の気絶を体験することとなった。
「・・・何よこれ!変な振動までしてるじゃないっ!こんないかがわしいものまで持ち込んで・・・」
誤解を訂正することもできず、ソナタの意識はホワイトアウトしていったのだった・・・。
「・・・全ては計算通り」
「左様、LEの武器も」
「新約によるアバターの供出も」
「あの激闘は・・・この回の為に!」
・・・嘘です。すみません。m(_ _)m
でも、ギャグ回は楽しいですね。
作者の趣味で、しばらく続きます。(*´Д`)




