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始まりは終焉(サービス終了)とともに☆彡

とうとう汚物の投下を始めてしまいました・・・。

でも、一片の悔いなし!( `ー´)ノ

「はあああぁぁっ!?」


午後一番、麗らかな春の陽気とあいまって誰もが眠気を堪えている。

そんな時間の教室に突如、眠気を切り裂く様な奇声が響き渡った。


一斉に振り返る生徒達。


発信元は、新島にいじま 其方そなた。16歳の少年。

前々から痛い奴だ痛い奴だ、とは認識されていたが、、、それにしてもこれは無かった。


ましてや、

「ぉ・・・ぉ・・・オワタっ!」

叫びながら頭を抱え込み仰け反りポーズである。


周囲の生徒たちがいっそ痛々しいものを見るような目つきでそっと距離を取る中、逆に詰め寄る者がいた。


田野倉たのくら 侑香里ゆかり、24歳。

大学卒業して2年目の若い女教師ながらも、理知的なメガネの奥から放つ鋭い目線と調子の乗った生徒に対する容赦の無い指導で生徒ばかりか上司からも恐れられている。渾名は”女王様”。


いつもよりわずかに長い歩幅は処刑が行われる時にいつも見られる兆候で

今日はいつもより更に少し長めだった。


処刑の対象者は言わずもがな。


(つ、遂に女王様の本気が・・・!)

(おいおい…オワタ…て、奴自身がオワタ…)

(ご、ご褒美・・・!?)


そして、ざわつく中で刑は執行された。


「へぶぅ!」


仰け反っていた大事な部分に番長キックがさく裂し、其方の体が吹き飛ぶ。

ちなみに女王のおみ足には今時珍しいピンヒール。

机を巻き込み股間を抑えながら無様に倒れこんだ彼に、容赦する事なくその右耳を摘み上げて顔を持ち上げた。


「イイィイイイッ″」

「…おぅ。昼から威勢が良いじゃないか、よ!」

「イギィッ!」


自らに向けられた絶対零度の視線に身じろぎ逃れようとする其方だったが、

いかんせん右耳をがっちりホールドされていて顔を逸らす事も出来ない。


「で、何が終わったって?もっとも、お前の公民の成績はたった今、・・・終わったけどな?」

「・・・ス・・・」

「す?」

「スペマスが・・・ゲームサービスが・・・オワタ・・・」


「は・・・。ほほぅ。授業中にゲームとは良いご身分じゃないか。お前とは一度ゆっくり話をする必要がありそうだな。」

言うや女王は右耳で其方を持ち上げいずこかへ連行していく。


「他の者は自習だ。」


くるっと振り向き様に眼光が振りまかれる。


「くれぐれも・・・サボるなよ?」


「「「ハイ!」」」


(良くて停学か、悪ければ…。)


共に高校入学してから約1年と半。まったく理解できない変人ぶりばかり目立つクラスメートではあったが

皆がその末路を想像し憐憫の情と共に見送るのだった。


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