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せいけん えくすかりぱー!☆彡

「よ、要は気合でござる!」


ヤケクソになるゴザル。

そこへディバインが降りかかるっ!


1撃目で…32体の分身が消滅。

「計算通り!」


2撃目…、残り8体!

「まだまだっ!」


3撃目…、早くも…残り1体に…(汗)

「…。こ、ここからが本番で御座るっ!」


4撃目。

朱の魔方陣から光線が降り注ぐ。

15本の死の閃光が一度高い祠の天井にアーチを描いてから一気に急降下する。


安全地帯は・・・真ん中に立ったゴザルの2個隣りのマス!

そこ目がけてスライディングで滑り込むのと着弾はほぼ同時。


そして、間髪入れず5撃目が。


「一番右後方端っ!」

外から叫んだソナタに反応し、起き上がり様に再度ゴザルが跳躍する。

前転で着地し安全地帯に転がり込んだ背中を僅かに光線が掠める。


「いっづ!」

それだけで廃ランカーの彼をしてHPが半分持っていかれる。


とうとう、最後。6撃目。

「ソナタ殿!ゲームの経験では、これを躱せばしばし硬直時間が生まれるでござる!強烈な一発を頼むでござるよっ!」


「分かっている!」

腰溜めに構えたステッキに高純度の魔力が滾って陽炎を生じている。

ソナタの持つ中で唯一、防御力・魔法耐性を無視してダメージを通す高威力の一撃。


そして、最後の審判。

連撃の最後は竜の右前脚に朱の魔力が宿り前方を薙ぎ払うもの。


巨体が繰り出すそれは弩迫力だが、ゴザルは目を逸らさず軌道を見極める。

今度は、・・・竜の目の前の一か所!

そこめがけてゴザルが殺到する。


「!?」

が、しかし、不運な事に進路上の破壊された床が突如捲れ上がった。

これにゴザルの足が取られる。


転倒は辛うじて回避するも・・・届かない。


手を伸ばすゴザル。


その目の前に疾風が入り込む。


「猛れ剛直っ!ほとばしれっ白き閃光っ!出でよ性・剣☆彡えくすカリぱぁあっ!」


竜の巨大な掌とその爪が迫るが、


・・・カァンッ!


爪が一直線の閃光に裂かれ、切断面が割って入ったソナタの鼻先を通過した。


「・・・ふぅっ!」


「ソナタ殿!またしてもすまぬ」


「いいや、ゴザルさんはよく頑張った。えくすカリパーも有効な事が分かった。

後は追撃入れるだけ・・・」


いいかけたソナタの声に重なり、


・・・ビギリ。


嫌な音がした。


目を落とすと愛用のステッキにヒビが走っている。



『ギュアォアアオオオオッ!』

自慢の爪を切り裂かれた神竜王が誇りを傷つけられて怒りの雄叫びを上げる。


「…今度こそ、やばいかもな・・・」


言葉と共に砕け散るステッキ。


とうに硬直は解けた王は怒りとともに咢を開く。


絶体絶命。

・・・そこへ。


「ソナタ君!これを!」


飛来する何か。


迫る巨大な牙を見据えながらそれをノールックで受け取ると再びえくすカリパーで迎え撃つ。



…ザンッ!



今度はその鼻面を切り裂き血飛沫が上がる。



雄叫びというよりも悲鳴を上げてよろめき、下がっていく神竜王。



「これは・・・?」

握りしめたステッキ。

愛用のステッキと同じもののようにも見えるが、僅かに震えている様にかんじられる。


「それは”愛のステッキ(LE)”。君が愛用していた”魔法少女のステッキ(SSR)”を4段階進化したものだよ!」


1回600円のくじで0.1%の代物を・・・4段階進化?

事も無げに廃課金宣言して見せたのは・・・・


「・・・プラン変更、さ。なんだかんだ言って、誰も下山しなかったからね。案外みんな、おバカだったんだね・・・」


やれやれと。頭を振った参謀ポコチーニ。


そして、ギルドの面々。


「皆!」

ソナタとゴザルが駆け寄る。


「注目っ!見ての通り神竜王は怯んでおり、当初想定の状態となった。これよりプランA、レイド魔術スペルマスターによるせん滅を敢行するっ!全員、配置についてくれ!」


参謀の発した指令に全員が従う。


ソナタが先頭。


後ろに二人、能力の高いポコチーニと実戦を経験したゴザル。

以降Lv順に並び、、、


「行くぞ皆っ!スペルマスターのお披露目だっ!」


ステッキを振りかざし、目標の神竜王をさし示すソナタ。


「「「おうっ!」」」

気合の入った面々。


決着の時が迫っていた。

とうとう、スペルマスターが披露。

ドンナヤバいエイショウナノカナ?(*´Д`)

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