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唐突にお隣さんは宇宙人。  作者: 花澤文化
ピピピ交信完了
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エピローグ こんにちは

 結局全裸のワン太は暑いから、なのだそうだ。焦った。色々焦った。

 しかもあいつから脱いだ癖にすごい恥じらっていたのもまた焦った。なんか俺が悪いみたいになってるんだけれど・・・。

 とにもかくにも俺はまた日常に戻ったわけだ。

 みんなが無事であの騒動は幕を下ろしたのだ。

 時間は戻っているけれど、もう1度高校3年生を繰り返すのも悪くはない。勉強する時間も増えているのと同じことだし、お得だ。

 これからあの楽しかった学園祭などの日々をもう1度。

 あの時、俺はこの街に引っ越してきた。宇宙人というよくわからないものを信仰しているこの街が嫌いだった。苦手だった。

 けれど今では嫌いではない。

 好きでもないし。

 嫌いでもない。

 それは進歩かどうか分からないけれど、嫌いなものが減るのはいいことなのではないだろうか。

「ノゾム、学校に行きましょう」

「うん」

 カバンを持ち、靴を履き替える。

「ハルンちゃん、のぞむー、忘れ物は私よね?」

「斬新なセリフですね・・・」

 あなたのことは持っていきませんよ。と笑う。

 大家さんもあの時とは違い、元気だ。ほんと、元気すぎるぐらい。

「手をつないでいきましょう」

「え・・・それは・・・」

「いきましょう」

「・・・・・」

 手をつないで引っ張られる様はなんだか姉弟みたいだなぁと思う。

 そう見えないように俺も胸をはってワン太の横を歩く。

 宇宙人を信じるかという問いかけに俺は思いっきりはい、と答えるだろう。目の前にその宇宙人がいるのだから。

 これからこの先何が起こるか分からないが確かなことが1つだけある。

 俺は宇宙人を信じていて。

 俺は宇宙人が大好きだということだ。





 ハローハロー。

 こちら地球。

 宇宙との交信は良好。

 ハローハロー。

これにて本編の方は終わりになります。自分の中ではまだ更新速度のはやいほうで最速で完結した作品です。

正直まだこれで完結したの2つ目ですが。


あと1つ、短編のような後日談のようなものがあります。それで完結になります。


ここまで読んでくださった方、一度でも呼んでくれた方、少しでも気にしてくれた方、そして全ての人にありがとうございました。


ではまた次回。

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