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君の旅路に幸多からんことを














「で!!お前の愛する人は!!!別世界にいるんだよ!!分かったか!?」









「・・・・・つまり、異世界にいるのね?」






はぁ・・・・っと疲れたようにため息をつかれる







・・・・むかつく・・・・けど、これ以上言ってても話が進まない







「てゆーか、お前、いきなり誕生日に自殺しようとすんなよ・・・・・」











「べっ!べつに!自殺しようなんて思ってなかったわよ!!」







そう、今日は私の10歳の誕生日









魔女との契約では10年が代償だったから








今日を選んだ








なんでこんな子供らしくない生意気なガキかって言うと(自覚ぐらいしてるわ)









前世の記憶見てるうちに、精神年齢が前世に戻ってしまったから









「・・・・じゃあ、どうやったらその世界に行けるのよ?」








「そこで、俺が・・・活躍するんだ・・・・」







何かを諦めたかのように遠い目で私を見た・・・・







「どうしたの?」







「・・・・いや、お前に罪は無いんだ・・・・・・・ハハハ・・・」







遠い目をしながら笑ってるよ・・・・






怖い・・・・怖いんですけどこの人・・・・・








「と・・・・・とにかく!何でも良いから早く連れて行ってよ!!その異世界とやらへ!!!」









「・・・・・はぁ・・・しゃーねぇなぁ・・・・」








フゥッ・・・・







「何?」








空気が変わった気がした








「今からお前を異世界に送ってやるよ」









カァァァア・・・・・・・







いきなり私の足元からアニメにでてきそうな魔方陣が現れた









「うっ、うそ!?いきなり!?」









私がそう叫んだら魔女がムッとした顔で







「なんだよ?やめるか?」








「・・・・いいえ、行くわ・・・・」








はぁっと、また何かを諦めたようにさらに魔方陣を展開させる









「・・・・行くぞ」









「えぇ・・・・」









カッ―――!!






視界とともに意識がぼんやりと失っていく

















               「君の旅路に幸多からんことを」

















                 ありがとう、行ってきます
















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