42話 資金繰り
咲夜は、部屋に戻るとステップの形状の変更をする程度しかなくセンサー類に関係するしたりする部分は知佳の得意分野なのでその部分は任せることにしてエンジン新規パーツを設計をしていた。今まではNAのエンジンばかり作っていたのだが今後のことも考えてターボが付いたエンジンも欲しいと考えていたのでそれを設計していた。
咲夜が設計を始めて一時間程度立った時に知佳が起きて来た。
「うーん」
その声に気が付いた咲夜が声がする方を見たら知佳が寝かせたベットの上で伸びをしていた。今までは、木の板が置いてあるベットの形をしたのものだったのだが先日咲夜が大量に作製したばねで瑠璃がマットレスを作ってくれていた。ナットレスの中に入っているばねのパーツはすでに作製機に登録されておりそのパーツで瑠璃はソファーなどを新しく作っておりこのソファーは売れているようで何脚か作っているのを咲夜は確認しいた。
「起きたか」
「うん」
「最近ゲームの中で寝るのにハマってないか」
「最近のマイブームではある」
「そうか」
「何かあったの?」
「いや、何も無いよ」
「そう」
「あ、あとで知佳に任せたいことがある」
「どんなこと?」
「これ」
そう言って、知佳にステップの電気関連の設計図と改良したいところが書かれているメモを渡した。すぐに内容を確認しだした。さほどめんどくさいことは書かれていないのですぐに「できる」と言ってリビング出て行った。咲夜は時間を確認したのだが警察車両ができるまでに後1時間ほどかかるので引き続きターボの設計をしていた。
ーーー
さらに1時間ほど経ったときに知佳が部屋に戻ってきた。
「車できた」
「了解」
車が出来て呼びに来たということは何かすぐに作りたいのだと咲夜は分かったのだが作製機から動かすには先に登録した人が居なければならないのでがそれを知佳にも付与しているのだが、作製機から出すにはコツが必要なので知佳は動かしたがらない。
咲夜は、呼ばれたのですぐに下に降りると知佳と瑠璃が一緒にいた。
「すまん、すぐに動かす」
「すいません」
「別に構わんよ」
「時間でもないのに」
「まあ、そんなんこと言い出したら切りがないからいいよ」
「はい」
咲夜は、他の三人と作製機の使う時間を決めていた。理由は単純で一度車を作り出すと3時間は製作機から動かすことができないために咲夜が気を使って作製機を使う時間を決めたのだが、使う時間に関しては明らかに咲夜に有利な時間構成になっていた。
燃料を入れ、ひとまずホールに動かすと知佳と瑠璃は、すぐに作製機に何かの登録を始めた。素材に関しては初めからある程度の予測が付いていたのか準備していた。咲夜は、取り出した車をトレーラーに詰め込んだ。既に予備は作ってあるのだが新規に作製したものを積んでいた。雨により雨跡が付かないか気にしていたのだが雨季と乾季に分かれていることに気が付いた咲夜は出来上がった車は、外の駐車場に外から見えないように駐車していた。咲夜は積んだトレーラーを外の駐車場に動かして戻って来ると二人が作製室から出て来ていた。
「トレーラー頂戴」
何時もの様に知佳が突拍子もないことを言い出した。
「なぜに」
咲夜の反応の当然で何言ってんだと言った感じの顔を他の人がいたら感じていたのであろうが相手は知佳なので何が足りないのかが分かっていないようだった。逆に瑠璃は、知佳が何をしたいのかわかっているようで、あわあわしていた。
「キャンピングトレーラーにしたいから」
「それを、先に言え」
「この前トレーラー見てたんだからわかるでしょ」
「見てたが」
知佳が言う見てたは、結構前に二人がトレーラーの中を見ていた時のことなのだがそれも随分前で若干咲夜も忘れて居るようなレベルではあった。
「それで、頂戴」
「キャンピングトレーラーにするんなら窓とかあった方が良いんじゃない?」
「そこは、どうなんだろう」
咲夜と知佳は、瑠璃の方を見た。咲夜が見た理由は、知佳がキャンピングトレーラーを作るわけがなくそうなると作ることになるのは瑠璃しかいなかったので向いていた。二人からいきなり意見を求められた瑠璃は一瞬反応に困ったようだったが既に答えは決まっていたようだった。
「試作品を作るときには窓に関しては大丈夫なんですが完成品を作るときには窓が合ってくれた方がうれしいです」
「準備はしておきますね。逆に聞きたいんですが今ある車両のままでいいんですか?」
「今のままと言うのは」
「瑠璃さんがアメリカ関連のものが好きな用だったので車の時にキャンピングトレーラーもいくつか確認していたので」
「もしかして、外装がアルミの奴ですか?」
「それです」
「希望的にはそれが良いんですが手間になりませんか」
「車よりは楽なんで良いですよ」
「でも、ひとまず既存のトレーラーで作るんで大丈夫です」
「わかりました。一応準備はしておきますね」
「わかりました」
咲夜が一瞬悪い顔をしたのを知佳は見逃すことなく、知佳は確実に咲夜が早いうちにアルミ製のキャンピングトレーラーを作るのだろうと確信していた。一方で咲夜はトレーラーの骨格を考えていると咲夜の電子端末が鳴り出した。咲夜が相手を確認するとリリアンだった、リリアンとは契約の際今後の付き合いのことや細かな変更が入った際に対応するために連絡先を好感していた。相手を確認した咲夜は二人に相手を見せて電話に出た。
「もしもし、咲夜です」
「もしもし、リリアンです。いきなりの連絡すいません」
「大丈夫ですよ。それでどうかされましたか?」
咲夜は、いきなり本題に入ることにした。
「先日、お伝えした車の件です」
「はい、それでどうなりましたか?」
「各地域の本署から最大の台数で言われた10台を注文したいとのことです」
「そうですか」
咲夜は、少しめんどくさく感じていた。現状、1つの署であるために直接持って行ったのだが前回言われていた5地域になると広範囲となり運ぶのが作るよりもめんどくさい要因だった。
「それでなんですが、先日は5地域だったんですが他の地域の欲しいとのことで最終的に9地域が欲しいようです」
「そうなると、90台ですね」
「はい、そうなります」
「そうなるとこちらも輸送が問題になるので契約の際、そちらに取りに来てもらいたいですね」
「わかりました、そのことも再度各署に連絡しておきます」
「お願いします」
「その際、うちの署も追加で注文したいと考えています」
「わかりました。今度日程を合わせて話し合いの場を設けましょう」
「よろしくお願いします」
「それでは、失礼します」
「失礼します」
咲夜の電話が終わると知佳がどんなないようだった聞いてきた。同じように瑠璃も聞きたいようで内容を話すした。
「そんな内容だったのね」
「ああ、めんどくさくはあるけどな」
「それは、確かにそうだけど仕方ないんじゃない」
「でも、輸送がな」
「確かにそこは、問題よね」
「ああ、まあそれ以上に問題なのが製作スピードではあるんだよな」
「運ぶのね。格納庫に製作機でも設置してもらう?」
「いや、買えない」
製作機は1mの正方形サイズでも1億Gもするような代物で今、咲夜たちが使っている製作機は、購入すると10億Gもする代物で咲夜には書くことができないものだった。
「そんなに高いの?」
「ここにある製作機で10億Gするような代物だからな」
「あれ、そんなにする代物だったのね」
「ああ、今度の契約次第では1mサイズのか次のサイズの2mサイズは買えるかもしれないけど」
「製作機の資金前提で契約したら」
「それでもいいけどそうなると格納庫じゃなくて別の建物に設置したい」
「そうなるともう一軒買うことになるけど」
「そうだな、どっちにしろ資金が足りなさすぎるな」
「そうね」
知佳と咲夜は、資金の運用に悩んでいた。瑠璃は、そんな二人を眺めていた。




