18話 案外簡単に
初めの1時間は話はしていたのだが段々と話す内容がなくなったのと作業に集中していたので会話がなく作業音だけがなっていたのだがそ空間にタイマーの音が鳴った。このタイマーは瑠璃が完成した時にどんな感じで出来上がるのか見たいとのことで完成5分ほど前にタイマーが鳴るように設定していた。
「時間になりましたか」
「はい」
二人は、再度1階に降りたのだが咲夜の横には例のシートが置いてあった。そして、製作機の目の前に二人は並んで待っていた。そして時間に今までとは異なりアラームが鳴りながら材料を置いてあったところの囲いが上がりそこには咲夜が設計した車が出来上がっていた。そして、その出来上がりに瑠璃は驚いていた。それは、他のプレイヤーも同じ反応をすることになっていただろう本来であれば作製したパーツはパーツとして作製機から出てくるもので咲夜が作った自動車も各パーツがバラバラで出てくるはずが完全体となってなって登場したことが驚きだった。
「できましたね」
「ええ、出来てはいるんですが、どうして完成した状態で出てきているのですか?」
「えっと、それは先に設定しているからですね」
「それにしても、これだけ完全に出来上がるんですね」
「ええ、逆に瑠璃さんは、どうやって先時作製したエンジンを作ったと思っていたんですか?」
「咲夜さんが組み立ていたわけではないんですか」
「実際に1基のエンジンを組み立てようと思うと結構な時間が掛かりますよ」
「そうなんですか」
「ええ」
咲夜は当然にの様に考えていたのだそれは、知っているプレイヤーの方が少なくこの現象は運営側もい想定していた物ではなくある意味バグをついたものではあったのだがそこまで設計に盛り込んであったので作製が可能だった。これ自体は、運営側も規制する理由がなく放置の状態ではあった上システム上その際にボルトを締め付ける値も作製機が適正値に修正していた。
咲夜は、完成した自動車の側でその出来を確認していたのだが曲線をほとんで使っておらずあったとしても90度で角を無くしたような形状だったので出来は良く逆に作製機が作成しているので設計にミスがない限り同じものが出来上がる。
瑠璃も咲夜と同じように車を見ていたのだが内装がないことに気が付いた。
「あの、咲夜さん内装は」
「瑠璃さんにお願いしていたのでシートベルト以外はつけていないですよ」
実際、出来ている車の内装は何もなくあるとしたらハンドルと運転席側の中央に再度ブレーキとシフトが付いていた。車体自体は、黒く塗装されていた。これは、瑠璃が集めた物の中に含まれていたひとつで設計図投入の際にカラーとして記入したため車体と内装まで塗られていた。
「これ、動かさないといけないですよね」
「ええ、でも燃料がないので手押しで移動ですね」
「そうですよね」
「でも、タイヤが付いているので真っすぐ動かせばメインの部屋まで移動できるので」
「はい、やってみましょう」
二人は、後方に回り車を押し始めた。始めの方はびくともしなかったのだが段々んと動き始めて製作機が置いてある部屋から出るタイミングで押すのを止め残りは惰性で動かすのと車両自体を止めるために運転席側に移動してハンドルを切るなどして何回か押し直すことでメインのシャッターに垂直になるような形で駐車することが出来た。
「止めることが出来ましたね」
「ええ、疲れましたが」
「そうですね。私は、内装の残りをしようと思うのですが内装の扉の部分とかを指定はありますか」
「ありはするんですが設計図が上にあるので一旦上に行きますか?」
「先にシートを付けなくても大丈夫ですか?一応クッションの素材とかは、2階の会議室に置いてあるので取りに行けばすぐにできますよ」
「なら、自分は設計図を取りに行くので材料をお願いしても大丈夫ですか?」
「わかりました」
咲夜は、エレベーターで3階に上がり、瑠璃は階段で2階に上がって行った。
咲夜が、設計図で書いていた内装に関連する図面を集めていた。先ほど例に例に出ていた扉の室内側は実際には既には、貼られていてドア内部の機構は見えないようになっており同じようにダッシュボードなども金属ではあるが装飾はされていなかった。そう言った予備でもう一枚作っていた設計図をまとめて戻ろうとしたとき電子端末から着信音が鳴った。
ーーー
気が付いた咲夜は、電話に出て話したとこところ想定どうりで羽田に着いたということと本島に向かう飛行機が、あと一時間後に出発するからそれに乗って行きタクシーで行くから番号を教えて欲しいとのことだった。それだけの内容を言うだけ言って切られてしまった。
「あいつ、言うだけ言って切りやがった」
咲夜は、電子端末を再度ポケットに入れて1階に降りた。降りてみると既に瑠璃は、素材を運び終わっていた上に必要なアルミまでも素材部屋から持ってきてくれていた。
「アルミまでありかたうございます」
「はい丈夫ですよ」
「先に作ったシートのクッションはどうやって作りましたか?」
「設計図を書いて投入して作製したものなのですぐにできます」
「了解です」
「後、その黒くなっているのは塗装なので咲夜さんの方でお願いしたいです」
「わかりました。後、気になっていたのですが、これどうやって繋げているのですか?」
「これですかこれは、こうやってつけています」
そう言って、シートについていたクッションを取り外した。そこには多少加工されておりその加工されておりそこにスナップボンタンが付いていた。
「これ作ったんですか?」
「はい、それほど難しい構造ではないので」
確かに簡単な構造ではあるのだがいざ作成しようと思うと構造を理解していないと書くことな難しい買った。それを簡単に作っていることを考えると裁縫や料理といったことが現実世界でもしているということが分かった。
「そうなんですね。そのスナップボタンも構造に入れてしまいますか?」
「できますかね?」
「できないことは無いとは思いますが試してみるしかないと思います」
「そうですね」
咲夜は、手にしていた設計図の束の中からシートの設計図を取りだした。登録する際に使った設計図は消えて無くなるのだが、咲夜が取り出した設計図は、登録者本人にしか再度印刷することが出来ないためある意味これを印刷できるは、登録者と照明すものでもあった。
そこに、咲夜は瑠璃が登録したスナップボタンに振られた番号を書き込み新しく断面図を描いた。
「一旦これで入れてみますか」
「はい」
咲夜は、手順どうりに入れると瑠璃の電子端末に通知が入った。
「咲夜さんこれ」
そうやって差し出してきた電子端末には、咲夜の名前と何を使おうとしているかそしてこれ自体は認識しているかと言った内容が書かれていた。
「これは、特許に侵害しているということでしょうか?」
「そうではないのだとは思いますけど。よくわからないですね」
「はい、でも必要なので承認しておきますね」
「わかりました」
瑠璃に届いた内容は、実際特許問題に関しての通知ではあったのだがそれが、片側だけだった上にシステムでは、咲夜と瑠璃は同じ家を使用していることもあって念のために通知が来ただけだはあった。
瑠璃が承認すると作製機は作製可能と判断して同時に1つの作製金額が表示され咲夜はそのまま進めて行き先に材料を入れていたこともあり、3と作製する数を入れると作製が始まった。今回はさほど時間は掛からず5分ほどで出来上がった。咲夜は、出来上がったシートを車の側に持っていき入れ替わるような形で瑠璃が作成を始めた。咲夜は、シートを車の中に装着していた。シートにも車体にも取り付けれるようにしておりシートを作成するときにボルトも作っていたので締めるだけであった。
咲夜が3脚目を付けているタイミングで瑠璃が三脚分のクッションを持ってやって来た
「できました。つけるの手伝ってもらえませんか?」
「いいですよ。スナップボタンで付けていくだけですよね」
「はい」
スナップボタンのメスがシート側でオスがクッション側についており新しく加えた時に寸法も聞いていたので問題なくクッションを付けることが出来た。咲夜は後部座席の一つを付け残りの1脚は、試作品だったのボルトを締めるだけであった。
シートがすべて着いたこともあり4人は乗れるようになったの移動は出来るようにはなったのだがこの車には燃料が全く入っていないので入れる必要があった。
「これで、移動が簡単になりましたね」
「はい」
「こんなに早く車移動が出来るようになるとは思ってませんでした」
「確かに、何時かは必要になるかなと始める前には思ってはいたんですがこんなに早くなるとは確かに考えてはいませんでした」
「ありがとうございます咲夜さん」
「いえ、瑠璃さんが手伝ってくれないとシートが金属製のままでしたから」
「確かにそうですね、それで私は車内の内装の続きをやってきます」
「わかりました」
瑠璃は咲夜が持ってきた内装に関する図面を持って2階の会議室には入って行った。そのことを音で確認した咲夜車を見ていた。咲夜からしてみれば初めて作成した完成品でいつかは乗りたいと思っていた車ではあったのでゲームのなかではあったのだがうれしかった。
車自体は、現実世界では6人乗りではあるのだが咲夜は荷物を載せることを考えて本来なら3列目がある部分を荷室に変えた上にギアなどもATなのだがパドルシフトにするなど短時間しては遊びをたくさん入れており後部には牽引も出来るように牽引フックまで付けていた。そんな車を見たいのだが動かした気持ちが強くなり燃料を買いに出かけた。




