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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

嗚呼、素晴らしき愛

汚い文章ですが、できれば感想をお願いします。。。

小さな小屋がある。




その中に、男と女がいる。





二人とも、頭をくっつけ合い、部屋の隅に座っている。




二人の横には、血だらけになった中年の男が仰向けになっていた。




中年の男は腹に包丁が刺さっていて、背骨まで貫通しているようだ。





ヒュ、ヒュ、ヒュ、と枯れた息を出している。




助けてくれと言わんばかりに。







女は赤土の泥団子に寄り添った。






泥団子に刺さっている包丁の柄を握り、抜いた。






ブス、と、ガスの洩れる音がした。




――次は頭を刺し。








中年の男は、もう動かなくなった。










『終わったね。何もかも』









女が言った。








『これでいつまでも一緒にいられるよ。諒クン。』






女は喜ぶ様に言う。





諒と呼ばれる男は、何も言わなかった。




幸せそうに女は、座っている男の肩に頭を乗せた。







―――――血の臭いでいっぱいだったが、薄く違う臭いがあった。








男から、とてつもない臭いがする。









ざあざあと雨の降る中で、にっこりと富よかに笑う女はいつまでも、いつまでも















幸せでいた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 歪んだ愛情を上手く表現されていると思います。
2009/10/12 20:21 退会済み
管理
[良い点] きゃぁぁぁああ!! ホラ―――??! ・・こういう話、大好きです!!! 最後の文、ぞくっとしましたっ
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