嗚呼、素晴らしき愛
汚い文章ですが、できれば感想をお願いします。。。
小さな小屋がある。
その中に、男と女がいる。
二人とも、頭をくっつけ合い、部屋の隅に座っている。
二人の横には、血だらけになった中年の男が仰向けになっていた。
中年の男は腹に包丁が刺さっていて、背骨まで貫通しているようだ。
ヒュ、ヒュ、ヒュ、と枯れた息を出している。
助けてくれと言わんばかりに。
女は赤土の泥団子に寄り添った。
泥団子に刺さっている包丁の柄を握り、抜いた。
ブス、と、ガスの洩れる音がした。
――次は頭を刺し。
中年の男は、もう動かなくなった。
『終わったね。何もかも』
女が言った。
『これでいつまでも一緒にいられるよ。諒クン。』
女は喜ぶ様に言う。
諒と呼ばれる男は、何も言わなかった。
幸せそうに女は、座っている男の肩に頭を乗せた。
―――――血の臭いでいっぱいだったが、薄く違う臭いがあった。
男から、とてつもない臭いがする。
ざあざあと雨の降る中で、にっこりと富よかに笑う女はいつまでも、いつまでも
幸せでいた。