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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キラキラ虹色のあいつとピカピカカラフルのあれ

作者: えるえる

なんとなく書いた。

「わたくし、キラキラ虹色!」


 おそってきたキラキラ虹色のひょろながーい巨人たち。


「ちっちゃいですねー」


 巨人にせまられながらピカピカカラフルのぼくはゆうぜんといいました。

 キラキラ虹色はそんなことにはきづかず、自分の優位をうたがわわず、はははっと笑いながらおってきます。


 ピカピカカラフルのぼくは「なにおちついてんだよ」と思いながら走りますが、ピカピカカラフルは足もとにいるちっちゃい、とてもちっちゃいものをつまみ上げました。


 そのちっちゃいが「あれれ?」といいながらつまみ上げられ、その目がきょうがくにみひらかれます。

 キラキラ虹色が口を「あーん」と開くと中にほうりこまれました。

「あー」といいながら喉の奥にすいこまれていくちっちゃいは奥にひろがる青空と雲の底にむかっておちてゆきます。

 途中の壁面に生活する魔法使いのながばなしがちらっとしせんをむけたり壁面に向かって旅をするものたちがながめる中もっとも底の奥深く、砂漠のさらに奥、光さえ届かない闇の奥へとちっちゃいは消えてゆきました。


「なんだちくしょー」


 ちっちゃいピカピカカラフルのぼくはおきあがりあくたいをつきます。


「もどろう」


 それからがんばって砂漠まできました、しろいのがうしろをついてきたのでたべちゃいました。しろいのはよろこんでいました、だからいいのです。

 空が青くなってきたので海で泳ぐことにします。

でも大波に飲まれて気づくと砂浜でした。


「ここはどこ」


 砂浜です。


 ピカピカカラフルのぼくは目立ちます。だから鳥にさらわれました。


「この鳥なにするんだよ」


 腹が立ったので焼き鳥にして食べます。

 だけどここは空の上です。


「いつから空を飛べないと思っていた?」


 そうつぶやきながらピカピカカラフルのぼくは落ちていきました。

 草原に落ちたピカピカカラフルのぼくはショックでうつ病になります。

 そこから立ち直るのに半年がたちました。

 華麗なる復活!


「あの青空の先に出口があるのじゃ!」


 そしてまたその坂道を登り始めます。

 すれ違う旅人に軽く会釈をすると横をすどうりしました。


「うどんでも食べよう」


 ちょうどうどん屋があったので入ります。


「へいらっしゃい」

「おっちゃんうどんお腹一杯ください」


 そしてうどんがお腹一杯入ったところでうどんの蛇口を絞ります。


「ごちそうさま」


 お腹一杯で動けません。

 仕方ないので台車で運んでもらいます。

 エレベーターに乗ると降り口に魔法使いの家がありました。


「魔法があれば空が飛べるぞ!」


 そう思って家にはいると魔法使いの長話が三年続きます。


「ももいいよ」


 そうつっこんでピカピカカラフルのぼくは空を飛んでついに外に出たのでした。


「やっとでれた!」


 そこはキラキラ虹色の鼻の穴です。魔法使いになったピカピカカラフルなぼくは魔法でキラキラ虹色を小さくしました。そしてゆうぜんと言いました。


「ちっちゃいですねー」


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