2.ここは異世界
ドン!!
俺は地面に落ちた衝撃で目が覚めた。
「いてて・・」
俺は辺りを見回す、辺りには草原が広がっていた。
しかし、自分の住んでいた世界とは違うのがすぐに気づいた。
見たことのない形の木、見たことない花、そしてなにより少し先には、牙の鋭い何かがいた。
「猪か?」俺はそう思った。しかしすぐに違うのがわかった奴には牙が3本あった。
俺はあわててすぐに近くの木に隠れた。
しかし思った。
「もし俺が異世界に転生してるなら、魔法が使えるのじゃないか、はたまた、すごいパワーがあるかも。」
俺はおじいさんの言っていた事を忘れていた。
俺は3本牙のやつの前に立ち魔法を放とうとした。
「地獄の炎よ我に力を奴を焼き払えファイアー!」とても力強く中二病臭いセリフを言って手を前にかざした。
何も起きなかった。
俺は呪文を変えた。
「氷の女王よ我に力を奴を凍り尽くせブリザード!」 また力強く言い空に手をかかげた。
「アホー」鳥がそう鳴いた。
俺はすかさず、自分の力を信じて、奴を殴ろうと決めた。
「魔法がダメなら力だろ!」全力で奴の足元を殴った、ボキッという音ともに自分指が折れた音がした。
俺は悟った
「ああ、もう死んだ。」
3本牙のいのししは牙を俺に突き刺そうと勢いをつけてきた。