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1分で読める短編シリーズ

放課後の空

作者: 優木貴宏

私の学校は部活が盛んで放課後になるとすぐに教室から人がいなくなる。


私は部活に入っていないためゆっくりと帰り支度をする。


ふと気がつくといつものように教室に残っている男子生徒が窓から外を見上げていた。


いつもは気にもとめていなかったがその日は何故だか目について離れなかった。


真っ直ぐに空を見上げるその人がとても眩しく見えたからだ。


「何を見ているの?」


そう私が訪ねると


「ただ、空を見ているだけだよ、雲ひとつない真っ青な空が好きなんだ」


と微かに笑みをこぼしながらその人は答えた。


その一連の行動のどこに惹かれる要素があったのか、未だによくわからない。


それでもあれ以来、放課後になると私はその人と一緒に教室の窓から外を見上げるのだった。

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