表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/56

第8話 シャル目線1

干からびそうであった、この体に産まれて、何も食べず飲まず、穴から這い出したと思えば、岩の上で日光の直撃。

卵から這い出て、最初の脱皮をする体力も無かった。

このまま死ぬのかと思っていたら、誰かに水を飲ませて貰えた。

目の前に、ホーンラビットの切り身が出て来た。

でも、口を開ける体力が無かった。

口の中に押し込まれてきた肉。

なんとか飲み込んだ、飲み込めた。

肉が魔力に変換されて、少し体力が戻った。

次々と肉が来た。嬉しかった。

見ると人の少年だった。

微笑みながら、私を見てた。

森に返してくれると言う。

でも、嫌だった。

この少年の顔を見ていたかった。

夢中でまとわりついた。

そしたら、家に連れていってくれた。

また肉をくれた。

タオルという、湿った寝床を作ってくれた。そのまま眠った。

少年が出かけようとしていた。置いていかれたく無かった。

名前をくれた。

シャルって、名前。

連れて行ってくれると言う。

嬉しかった。

少年は、目にも止まらぬ速さで動いた。

すごい大きな肉を仕留めていた。しかも、その肉の要らない部分で、さらに肉をおびき出して、仕留めていた。

そして肉をいっぱいくれた。

体が、少し大きくなれた。

そしたら重くなった?って、言われた。レディ言う言葉じゃないと、怒って腕を叩いてやった。

嬉しそうに笑ってた。

不思議な人間だ。



そろそろ両親出さないとな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ