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ジャックの思惑
共和国との戦闘は、個々の能力の高い王国の騎士と、数の多い共和国の騎士という感じで、一進一退を繰り返していた。
共和国は、食料事情により後がない。負けたら国の崩壊も、なくはないのだ。
王国側とて、羽振りが良い訳では無く、少し備蓄出来る程度である。負けるわけにはいかない。
騎士の数が足りないのなら、冒険者を使って、早々に戦争を終わらせよう、という意見がでた。戦争は、お金がかかるのだ。騎士達の食事や、危険手当等、いつもよりお金が必要になる。
冒険者に、依頼を出せば、その費用が増えるが、早く終わるなら、トータルで安くなるかも。
そう、王国の重鎮達は、考えたのだ。
ただ、弱いのに無駄飯食べる冒険者はいらない。
Bランク以上の冒険者を、戦力にする事を決めた。
各地のギルドに、国からの依頼という形で、募集される事になった。
そして、ジャックは考えた。息子に、もしもの時、自分の跡を継げるか、この戦争で、確かめてみようと。
ジャックは、騎士団団長からの指名依頼として、クレイに、戦地に来るよう、呼び寄せる事にした。
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