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時代劇的な何か

作者: たく侍

 江戸時代。

 あるところに一人の男がいた。

 名は平吉へいきちと言う。

 彼は傭兵というかなんというか、依頼をこなしたお金で何とか生活しているものである。

 彼は今日も家で一人お茶をすする....

「平吉殿!」

 そこに平吉とは違い、体格が良すぎる男がノックもなしにドアを開ける。

「何だ寅蔵とらぞう

 彼は平吉の古くからの友人である寅蔵。

 昔からよく平吉の家にやってくる。

「何だ、ではないでござる」

「まあ焦るな。お前の分もお茶をくれてやろう」

「いらないでござる」

「なぜ?」

「どうせ急須に茶葉が入っていないでござろう?」

「....」

 図星である。

「全く。貧乏のくせに偉ぶってお茶を飲んでいる振りをするなんて...」

「なにか?」

「クールぶってるんじゃないでござるよ。貧乏のくせに。貧乏のくせに」

「なぜ二回言った!お前だってゴリラみたいな体系のくせに商人なんぞやりおって!」

「貧乏のくせに白湯を飲んでお茶飲んでいるような誰かさんよりはましでござる!」

「貴様...」

「...っと話が逸れたでござる」

 平吉の手が腰の刀に伸びる瞬間、寅蔵が話を再開する。

「これを見るでござる」

「これは...手紙?」

「まずはそれを読んでほしい」

「ふむ...

  お前の娘は頂いた。返してほしくば明日、百両『江戸時代中期の単位で現代では約五百万円』を持って村のはずれの広場に来い

 ...これは」

「依頼、でござる」

「ほう。して、報酬は?」

「依頼主からこれを...」

「また手紙か...

  もし助けてくれたら百両渡そう

  ...俺たちではなく誘拐犯に渡した方が早いのでは?」

「確実な方を選んだんでござろう」

「いや、百両用意してある時点で確実だとは思われていないと思うが....」

「で?平吉殿」

「もちろんやるでござる」

「ほほう」

「成功すれば金一封のこの機会...久しぶりに昔背中につけられた傷がうずくでござる」

「背中ってことは逃げてるときにつけられた傷ではござらんか?」

「...」

「ただの落ち武者でござるな」

 こうして、二人の男の挑戦が始まった。




 その日の夜。

 複数の男達が静かに会議を行っていた。

「うおいうおいうおいうおいwwwww」

「wwwwwうえええええいwwwwww」

「まじかよwwwwあのじじいwwww」

「娘を助けるためにwwwww依頼したってよwwwwww」

「まじ?wwww逃げる?wwww」

「どうすっか?wwwww」

「とりあえず娘連れて行くだけ行こうぜwwww」

「だなwwww」

「....変なのにつかまっちゃったな」




 そして、次の日。

 例の広場に複数の男。

 そして、その広場の前に二人の男がいた。

「寅蔵」

「なんでござるか?」

「作戦...分かっているか?」

「もちろんでござる」

「じゃあ、確認だ。

 俺が弓で娘を人質にしている男を打ち抜く。あとは簡単だ。

 お前がひと暴れすればよい」

「ふむ...平吉殿のほうが楽ではないか?」

「じゃあ、お主できるのか?」

「...分かった。任せよう」

「では、行って来い」

「うむ」

 寅蔵が刀を携えて、広場に出ていく。

「wwwあれ?wwwお前が依頼された奴?www」

「ゴリラみてーだwwww」

「娘はどこだ?」

「ここだよここwwww」

 男の一人が娘を寅蔵の目の前に出す。

「助けて!」

「おっとwww動くなよ?ww」

「動いたらwwwどうなるか分かってるよな?www」

「くそ、なんて卑怯な奴らでござろうか!」

「あいつら草生やしすぎだろ...」

 離れているところでそんなことを呟きながら平吉が弓を構える。

 そして、矢を放つ!

「ぐえwww」

 見事。

 娘を抱えていた男に的中。

「今でござる!」

 寅蔵は娘を抱えて、平吉に娘を任せる。

「よし、寅蔵やっちまえ!」

「うむ!」

 そこからは寅蔵と誘拐犯どもの斬り合いだった。

 キエエエエエエwwww

 おらああああwww

 そいwww

 やあ!でござるwwww

 やあああああwww

 どりゃあああwww

「寅蔵も笑ってるなw」

「なんなんですかね?w」




 しばらくして、寅蔵だけが立っていた。

「お疲れ、寅蔵」

「やったでござるな、平吉殿」

 二人が手を握り合う。

「あれ...wwwww」

「生きてるぜwwww」

「マジだwwwww」

 誘拐犯どもが起き上がる。

 寅蔵は、刀を鞘にしまいながら

「これは摸造刀だ」

 と一言。

 平吉は、すでに背中にしまった弓を手に持ち、もう一度背中にしまい

「我々は相手が悪であっても殺しはしない。

 なぜならそこから善になるかもしれないからな。

 だが、もし悪のままだったらお主らを、次こそは殺す。

 それが我々の使命と感じているし、信条でもあるのだ」

 と長文失礼。

「こいつらwwwww」

「かっこよすぎwwwwww」

「やっべえwwww」

「しびれるあこがれるwwwww」

「もう悪いことやらねえwwwww」

 誘拐犯どもは改心を決意した。

 ...が、

「おいwww」

「どうしたwwwww」

「矢が刺さった奴だけ起きねええwwwww」

「まじかよwww」

 平吉は逃げた。




 数日後

「平吉殿!ってまた白湯でござるか?」

「何だ寅蔵?」

「そうそう、この間の報酬金でござる」

「おお!待ちわびたぞ」

 平吉に渡された金額は三十両。

「...寅蔵」

「なんでござるか?」

「二十両はどこだ?」

「私の懐に」

「なぜだ!五十両ずつでいいではないか!」

「だって私が紹介した仕事でござるし、この間作戦と違って人を殺してたではないでござるか」

「ぐぬうううう」

「大体平吉殿はいつもいつも...」

「説教など聞きたくはない!」

「...ふう。お茶でも飲みに行くでござるか?」

「...それがいい」

 こうして、男二人は茶屋に消えていった。




こんにちは、こんばんは。たく侍です。

えーっと、まずは。

大変申し訳ございません!!

私たく侍は三月三日に投稿すると言っておきながら投稿しませんでした。

実は、テストの日程を間違えていたせいなのですが...

先ほど勉強の息抜きに小説でも書くか、と思って気が付いたのです。

楽しみにしていてくださった方、本当に申し訳ございません。

次から気を付けます。

そして、次回投稿は三月十三日です。

さて、ここまで謝罪文になってしまいました。

私の作品を見るのがこれが初めて、と言う方には申し訳ないです。

さて、この作品は半年くらい前に勉強に疲れて深夜に書いたものです。

なので、文章のおかしな点等があると思いますが、大目に見てください。

そして、この作品をきっかけにでも、私のほかの作品を見てくれたら幸いです。

さて、改めてここまで読んでいただきありがとうございました。

投稿が遅れてしまったこと、改めて申し訳ございませんでした。

これからもたく侍をよろしくお願いします。

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