表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪町騒動  作者: 鈴鳴月
鴉橋
16/24

番外 狛犬と大精霊

小さな話です

読まなくとも別段本編に支障はありません



「ねえ、何してるの?」

 呟いたのは幼子。犬の耳に尾を生やした、小さな狛犬(こまいぬ)の女の子。

「糸を織ってるのよ」

 対して答えるのも幼子。左右微妙に色の違う緑の目をした、小さな大精霊の女の子。


 聡明(そうめい)そうな目をした狛犬の女の子は、身の丈には余りにも合わない着物を着ていた。

 それを見て大精霊の女の子は言う。

「糸が織れたら、心の澄んだ貴方のために服を作ってあげましょう」

 それを聞いて、狛犬の女の子の顔が(ほころ)ぶ。

「じゃあ、服を作ってくれたら、わたしがいいところへ連れて行ってあげる」

 その言葉に、大精霊の女の子は微笑した。


「可愛い。ありがとう」

 出来た服は、狛犬の女の子にぴったりな神主の服。

「綺麗。ありがとう」

 そして狛犬の女の子が連れて来た場所は、大精霊の女の子がとても住みやすそうな綺麗な場所。


 お互いに名も知れぬ二人の少女は、されど友達であった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ