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共闘



赤鬼を鋭く睨みつけ、飛び上がる。

幻惑の力を使い、わたしの分身を創り上げた。


鏡に映った自分のようにそっくりな分身は軽やかに

着地し鋭い爪を敵に向ける。

分身と戦う赤鬼を横目に夜月に向かって声を上げた。


「今だよっっ!!」


「華恋、恩に着る!!」


小さな稲妻がほとばしる雷の剣を大きく振りかぶり、斜めに振り下ろす。

それが今のわたしにはひどくゆっくりに見えた。

半妖として覚醒したせいだろう。


赤鬼の肩から腰に掛けて赤い線が走り

鮮血が吹き出す。


「グォォォォォォォォッッッ!!!!」


赤鬼は耳をつんざく断末魔の悲鳴を上げた。

身体がよろめきわたしたちに大きな影が落ちる。


「危ないっ!!」

 

夜月の声と同時に大きく後ろに飛びのいた。

……すごい。いつもは運動苦手なのに覚醒してからは

普段はできない動きができる……。


赤鬼が木々を巻き込みながら倒れると、

土煙が舞い上がり、

雷が落ちたときのような大きな音と共に爆風が

わたし達を襲った。


辺り一面土色で、周りが見えない。

ていうか、砂が目に入ってすごく痛いっ!!

足にもぶつかってくるし……。


「華恋っ!! 無事か!?」


夜月のシルエットがうっすらと見えてホッとする。


「夜月……っ!!」


霞が晴れるように透明度を増した

視界に夜月の姿を捉えた。

その後ろでは赤鬼の身体とみられるものが木々を薙ぎ倒し横たわっていた。


「倒し、たのかな」


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