表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/27

覚醒



「華恋……その姿は……」


夜月が大きく目を見開くので

わたしは苦笑いを浮かべた。


「お母さんそっくりでしょ?」


金色の狐耳に同色の膨らんだ尻尾。

半分人間の血が入っているから完全には妖狐には

なれないけど今のわたしは妖として覚醒してる。


「あぁ。凄く可愛いよ」


「ち、ちょ!! 今はふざけてる場合じゃ」


顔の熱さを感じながら目線を鬼に向ける。

鬼は「グォォォォォッ!!!!」と咆哮して

右手を薙ぎ払う。


ま、まずい!!


「守られてばかりでは男とは呼べないな」


「……っ!!」


いつの間にか夜月にお姫様抱っこされ

空高く飛んでいた。

鬼が薙ぎ払った辺り一帯は木が無くなり、

その範囲の広さにわたしは目を剥いた。


「あ、あんなに……」


「あれだけの巨躯だからな。当然だろう。

早く決着をつけなければ……」


木の枝から飛び移り、夜月は右手から

雷の剣を創り出した。


「華恋は後ろで……」


「嫌だ」

わたしはぎゅっと夜月の裾を握る。


「一緒にあの鬼を倒そう。

わたしだって力になりたいの!!」


夜月は微かに目を見開いた後、

優しく微笑んだ。


「……華恋にはつい甘くなってしまう。

無理だけはするなよ」


夜月が言ってくれたように

わたしだって、愛する人を守りたい。


だから。


「ごめんね、赤鬼さん。

人間を襲わなければわたし達だって

見逃す。だけど、大事な人の命を奪おうとするなら

容赦しないよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ