表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/27

玉藻前の過去



初めて興味を持てるものに出会えた。


優に興味を持ってから、世界がガラリと変わった。


彼に文字を習って手紙を書いたり、めーるという

連絡手段を使うようになった。

興味が無かった服屋にも連れて行かれて、

綺麗な服を買ってもらった。

髪もボサボサだと苦笑いされてからは

毎日櫛で髪を梳かすようになっていた。


何故なのか、自分でもよく分からない。

ただ、彼が涙を流して玄関に崩れ落ちた時、

いつも笑っていたのに、と衝撃を受けた。


体が自然に優を抱きしめていた。


彼の親友が病で命を落とした、と優は言った。


「もう、大切なものを失いたくない」


そう呟く彼を見て頭に稲妻が

落ちたかのような閃きがあった。


そうか、彼は大切なものを守るために

笑顔を絶やさずにいるんだ。


そう知ると、胸が締め付けられるような

温かい感情が心を満たした。


愛しい。


芽生えた感情を抱きしめるように

彼を抱きしめる腕に力を込めた。


「大丈夫よ。あたしがずっとそばに居てあげる。」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ