表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/38

06_俺らの物語は今から始まる

 俺は『シソ』に全員を集めるように頼んだ。

そして『サンショウ』と『ゴマ』に嘘の作戦を話した。

罪悪感はなかった。

まだ夢の中だと思っていたのかもしれない。

ちなみに『チンピ』と『オタネ』には商人のフリをしてもらい、既に〈日の国〉の城に入ってもらった。

まだ〈火の国〉の侵攻のことを知らなかったようで警備が甘かったのだ。

(よく入れたよなまじで)


 ついに実行の日がやってきた。

〈火の国〉は道中にあるいくつかの城を陥落させながら侵攻してきた。

少しは減って兵の数は4万人前後にはなっていた。

だが〈日の国〉は侵攻の存在を全く知らなかったためか、城に集められた人数は民を含めてわずか2万であった。


 日向「2倍以上もの差がついてんのに〈火の国〉に加勢するのは心が痛むなあ」

シソ「仲間を殺す作戦を考えたやつが何言ってんのよ」


 〈火の国〉は城の周りを囲うように布陣についた。

城門が東と西にあるせいか明らかにそこ二つに兵が集中している。

そして南には堀があり、兵は少なかった。


 俺たちは今いる場所から一番近い東の指揮する指揮官に会いに行くことにした。

シソ「大丈夫かな?」

サンショウ「大丈夫だって! 俺が守ってやるし、な?」

シソ「ありがとう! 頼りにしてるね」

(おいおいまじかよこいつ。今から殺すんだぞ)

〈火〉兵士A「ちょっと待て、なんだお前ら」

日向「俺たちは同盟国〈金の国〉のものだ」

〈火〉兵士A「は? 今〈金の国〉とは対抗関係にあるんだぞ?」

日向「ちょっと待てちょっと待て。話が伝わってないのか?」

〈火〉兵士A「ちょっと待ってろ。指揮官を連れてくる」

日向「あ、トイレ行きたいんでちょっとそこの森にしてきていいですかー?」

〈火〉兵士A「誰かついていってやってくれ」


 日向「トイレまで付き合わせちゃってすみませんね」

〈火〉兵士B「〈金の国〉が味方についたら、相当戦いが楽になるからな」

日向「〈火の国〉の目的は一体なんなんですか?」

〈火〉兵士B「恐らくだが物資の調達だろうな」

(なるほど、だから侵攻が早いのか)

日向「トイレットペーパーあります?」

〈火〉兵士B「あるわけねえだろ」

日向「ですよねー」

日向「すみません。さようなら」

――グサッ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ