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05_仲間は殺すためにいる

 『仲間を殺してでもいいから8人で国を乗っ取れる作戦を考えろ』言われて俺は長い時間考えた。

その間に〈火の国〉が5万の軍を率いて〈日の国〉に進軍するという噂を『バンショウ』から聞いた。

(それだああああああ)


 俺は『シソ』と『ビャクキョウ』そして『バンショウ』を呼んだ。

シソ「なにか作戦でも思いついたー?」

日向「成功する気はしないが一応な」

ビャクキョウ「食料ももうすぐ尽きるし早くやったほうがいいだろうよ」


 日向「作戦を説明する。まず俺らは〈金の国〉の奴らになりきる」

シソ「なんで〈金の国〉なの?」

日向「〈金の国〉は確か唯一〈火木土〉同盟軍に領土が接してないだろ?」

ビャクキョウ「そうだったな」

日向「だから同盟の誘いを〈火の国〉に持ち掛ければ殺されないと思うんだ」

ビャクキョウ「後のことを考えると、挟み討ちが出来るのは〈火木土同盟軍〉からすれば相当大きいもんな」

シソ「同盟がほんとに成立しているのかどうか確認するには時間がかかるから殺されはしないだろうけど、絶対に捕らえられるわよ?」

日向「だから俺らは土産を持っていく。一つは〈日の国〉の城門を開けること。もう一つは〈月の国〉将軍の首を渡すことだ」

バンショウ「〈月の国〉の将軍の首なんて手に入らないですよ」

日向「いるだろ。見た目強そうな奴が二人」

シソ「『サンショウ』と『ゴマ』のこと?」

バンショウ「『ゴマ』を殺すのか……?」

日向「ん? バンショウ、何か言ったか?」

バンショウ「あ、いいやなんでもない」


 シソ「それでも結局〈火の国〉に勝つことはできないと思うけどね」

日向「俺もそんな気がするがまあやってみるしかねえよ」

ビャクキョウ「んでそれで〈日の国〉の民の支持を得られると思ってるのか?」

日向「〈日の国〉の王様をどう調理するかが問題なんだよなあ」

バンショウ「しょ、正気なのかこいつら」

(安心しろ、俺もずっとそう思ってる)

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