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35_日向の意志

 一方日向たちの方はというと、未だ何も起きていなかった。


日向「なんで攻めてこないんだ」


日向が痺れを切らして呟く。城に籠城してから30分ほど経つが一切攻めてくる気配がない。

味方の集中力もだんだんと切れつつあった。


シソ「これは何を狙っているんだろうか」

ビャクキョウ「もしかしたら敵は時間稼ぎでもしてんのか?」


ここでビャクキョウがセキと同じ結論にたどり着く。


日向「なんで相手が時間稼ぎする必要があるんだよ」

ビャクキョウ「考えられることとすれば、ここ以外に今戦地となっている場所が存在するってことだな」

シソ「〈月の国〉……」


日向「〈土の国〉は自らの領土を捨てて、〈月の国〉を奪おうとしてるのか? 正気かよ」

シソ「それと同じことをあなたはやっているんだけどね」


日向「ってことは、今〈月の国〉がピンチなのか?」

ビャクキョウ「そういうことになるだろうな」


日向「俺、〈月の国〉助けに行きたいんだが」

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