35/38
35_日向の意志
一方日向たちの方はというと、未だ何も起きていなかった。
日向「なんで攻めてこないんだ」
日向が痺れを切らして呟く。城に籠城してから30分ほど経つが一切攻めてくる気配がない。
味方の集中力もだんだんと切れつつあった。
シソ「これは何を狙っているんだろうか」
ビャクキョウ「もしかしたら敵は時間稼ぎでもしてんのか?」
ここでビャクキョウがセキと同じ結論にたどり着く。
日向「なんで相手が時間稼ぎする必要があるんだよ」
ビャクキョウ「考えられることとすれば、ここ以外に今戦地となっている場所が存在するってことだな」
シソ「〈月の国〉……」
日向「〈土の国〉は自らの領土を捨てて、〈月の国〉を奪おうとしてるのか? 正気かよ」
シソ「それと同じことをあなたはやっているんだけどね」
日向「ってことは、今〈月の国〉がピンチなのか?」
ビャクキョウ「そういうことになるだろうな」
日向「俺、〈月の国〉助けに行きたいんだが」




