33/38
33_圧勝劇……?
「だって俺〈月の国〉の中で2番目に強いんだぞ」
奇襲が成功してからは早かった。
強い敵もいなければ弓兵が7割を占めているといった、完全に事故っている守りだったのだ。
セキ「ふー、俺らは終わったな。あとは他の奴らだが……」
セキの視界の端に逃げている〈土の国〉の兵士が映った。
セキ「なんだあいつら」
その頃トウ、オウ、セイの3人は
オウ「俺らは数でごり押すぞ」
トウ「それが一番時間を使わないで勝てるだろうからな」
矢が大量に降り注ぐ中、突っ込んでいく3人。
後ろの兵の大半は着いていけずに大量に死んでいく。
そして城壁の真ん中に梯子がかかる。
トウ「おりゃあああああ」
オウ「おりゃあああああ」
〈土〉兵士「ぐわああああああ」
トウとオウは真ん中から左右に分かれて突っ走っていく。
セイはその場で梯子から上ってくる味方が狙われないように拠点を作る。
セイ「楽勝過ぎますね」
トウ「結構兵士はやられちゃってるみたいだがな」
数百の数の有利を利用し、力づくで突破を進めた。
突然オウの速度が落ちる。そうしてこう言った。
オウ「お前ら、二手に分かれたもう一方苦戦してねえか?」




