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24_裏切りの可能性

 奇跡の出会いをした日向たちはそのまま〈土の国〉の手前にある〈水の国〉の城に到着した。


ビャクキョウ「待たせてすまない。今はどういう状況だ?」

〈日〉兵士「ここから1番近い〈土の国〉の城にはおよそ2万の軍がいると確認できました。そして今すぐに突撃できるのは〈水の国〉の兵合わせて4万です」

日向「に、2万だと? 数万は俺らの国に進軍してきたんじゃなかったのか」

ビャクキョウ「そんなものだろ。〈土の国〉はこのタイミングで〈水の国〉が攻めてくる可能性も考慮してたんだ」


そしてビャクキョウは違和感に気が付いた。

自分が送り出した『バンショウ』や〈日の国〉女王がいなかったのだ。


ビャクキョウ「おい、『バンショウ』はどうした」

〈日〉兵士「『バンショウ』さんなら数日前に敵の裏を取ってくるって言って〈土の国〉に進行しましたよ」

ビャクキョウ「何人で向かった?」

〈日〉兵士「恐らく100人ほどだと思いますが……」


まずい。

予想外の事態が起きたとビャクキョウは焦った。


日向「もしかしてそれって『バンショウ』がやられてる可能性があるってことか?」

シソ「戻ってきてないってことはそういう可能性もあるわね」

ビャクキョウ「い、いや違う……」


日向から見てもわかるほどビャクキョウは焦っていた。

全ての作戦が失敗に終わることを確信したかのように。


ビャクキョウ「おい『セキ』、お前に1万の軍の指揮を任せる。そいつらを連れてここよりも西側にある3つの城を落としてもらいたい」

セキ「〈土の国〉の中央をたった1万の軍で?」

ビャクキョウ「〈土の国〉の都市はそれよりもさらに西側だ。そしてお前の実力ならなんとかなるだろう」


なぜかビャクキョウはセキの実力を知っていた。

過去にかかわりがあったのだろうか。

ビャクキョウの態度に少し日向は不信感を抱いてしまった。


日向は率直にビャクキョウに聞いた


日向「お前裏切ってんじゃねえか?」



ビャクキョウは黙った。

もしビャクキョウが裏切ってるのだとしたら、犠牲無しで〈日の国〉を取れたということになる。

こんな状況にも関わらず、ビャクキョウの頭の良さに日向は感心した。

だがビャクキョウの放った言葉は違った。




「俺は『バンショウ』が裏切ったんだと思ってる」

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