時が満ちれば
春近い寒い日に思うこと。
時が満ちれば
昨夜の頬に残った涙は
昇る朝日が消していく
時が満ちれば
心浮き立つ春がきて
つぼみも微笑み花開く
何度朝日を拝んでも
何度春が巡っても
いつも未来に
期待してしまう
私の時が満ちたら
私はどうなるだろうと
あの太陽の様に
明るく人を
照らせているだろうか
あの蠟梅の様に
美しい薫りを
放っているだろうか
私の時が満ちたら
私の全身全霊を持って
ほんの世界の片隅だけでも
愛で満たしたい
安心して
だれかの時が満ちることが
できるように
それを穏やかに
見守れるように
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この詩は、家族を思って掲載しました。
家族が小説家になろうを見ることはないですが、もし見る機会があったら、あなたを思ってこんな気持ちだったのだよと伝わればいいと思いました。
何か感じたことがありましたら、感想などいただけますと、嬉しいです。