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首斬りの騎士  作者: Kiguti
3/5

アインの剣に«吸い込まれた黒いもや»▪話す令嬢たち

ザンッ.....

何かが斬られる音がした。

見てみれば、血に濡れた剣を持ったアインと、

首を斬られた死体。

前と同じ光景。違うのは場所と、周りに騎士が

いないことだろうか。

騎士が踵を返す、と剣に黒いもやが纏った。

今度は、見間違いではなさそうだ。

剣に纏った黒いもやは、剣に«吸い込まれて»いった。

しかし、アインは気付かなかったようで

そのまま歩いて行った。


.....«黒いもや»は、何なんでしょうかねぇ....



~ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー~


「ねぇ、聞きました?

 [正義]の騎士様、また罪人を斬られたらしいのですが....」


ドレスを着た、ご令嬢たちが話している。


「ええ。聞きましたわ。

 お兄様のお話では、剣の腕は騎士団でも1,2を争うほどだと」


「ええ、お父様と一緒に見た時も、息一つ乱すことなく

 お相手の騎士様を切り伏せておりましたわ。」


ご令嬢たちは、とても楽しそうに話している。


「まあ、アイン様を間近で見られたの?

 とても羨ましいわ。」


話していたのは、アインについてのようだ。


「あの....」


一人の大人しそうなご令嬢が話に入って来た。


「アイン様と言えば、一つ不思議なお話があるんです。」


「まあ、何かしら?」


「はい。その....

アイン様に黒いもやが纏っている時がある....と」


「黒いもや...ですの?」


話題になっている«黒いもや»とは、剣に吸い込まれた

あのもやのことだろうか。


「はい。そのようなお話を何度もお聞きしたのです。」


「...そういえば、私もお兄様からそのことをお聞きしましたわ。」


「まあ.....何なのでしょう。その«黒いもや»というのは...」



.....本当に、ね。

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