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首斬りの騎士  作者: Kiguti
2/5

騎士たちの話

「おい、聞いたかよ? 

 また[あいつ]、殺したらしいぜ。

 いくら何でもやり過ぎだよな。」


「ああ。聞いた聞いた。

 団長も[あいつ]にやり過ぎだって

 言ったらしいんだけど、聞く耳を

 持たなかったらしい。」


休憩中だと思われる騎士たちが、話している。

ある一人の人物についてのようだ。

彼らが話している人物は、何をしたのだろうか....


~ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー~


ビッ...カシャン


一人の騎士が剣に付いた血をはらって、鞘にしまった。

彼の足元には、罪人だったと思われる死体。

おそらく、彼が殺したのだろう。


「アイン」


遠巻きにしていた一人の騎士が、彼に声をかけた。

どうやら彼の名前は[アイン]というようだ。


「何でしょう? 団長。」


[アイン]は、にこやかに返す。

彼に声をかけたのは、騎士団長のようだ。


「やり過ぎだ。殺さなくても良かっただろ。

 それに、アインなら取り押さえることもできただろ?」


騎士団長は言った。が、アインは興味なさそうに言った。


「殺した方が楽ですので。」


「だが、罪人とはいえ生きている。

 殺すのはやり過ぎだ。」


「...そうですね。」


騎士団長は言ったが、アインはまたもや興味なさそうに

答えた。


「アイン!....はぁ」


騎士団長は何かを言いかけたが、止めた。

言っても意味がないと思ったのだろう。


「帰るぞ。」


騎士団長の声で騎士たちが隊列を組み、歩いて行く。

....アイン以外。

騎士たちの隊列の後をついて行くアインの剣に

黒いもやが纏った...ように見えたが、

その一瞬後にはなくなっていた。


....見間違いでしょうかねぇ....






 

 

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