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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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いきなりのイメチェンはアウト

前回のあらすじ

やっと魔神の街が終わった~!


「やりたかったことができて良かった。」

「ちゃんと続けてくださいね。」

「人気者になりたい。」


サリアの一言から始まった。


「いきなりなんですか?」

「いや、この前フィルディオがアイアンガイアの人気投票をしたみたいでその結果がさっききたのよ。」

「それで?」


エウリアが聞くとサリアは一枚の紙を出した。


人気投票(カブジナ内調べ)

1位 ヘルマ

2位 ケン

3位 エレキナ

4位 ヴィザル

5位 クロア

6位 エウリア

7位 サリア

8位 マキナ

9位 ヴァンガス

最下位 カリスティ


「・・・嘘、最下位・・・」

「カリスティが最下位はどうでもいいとして私が7位って。新入りのヴィザルより下なんだけど・・・」

「やっぱりヘルマさんとケンさんはすごい人気ですね。」

「ヘルマの場合、絶対投票したの変態よね。」

「・・・多分。」


順位が下位のカリスティやヴァンガスは項垂れていて上位のエレキナやクロアはガッツポーズしていた。


「エレキナの場合は多分例の写真だと思う。」

「・・・そうだった。一旦、この国を終わらせてよう。」

「とりあえず黙っとけ。」


ケンはエレキナの首をチョップで気絶させるとサリアに話しかけた。


「それで好感度を上げたいってことか?」

「その通り!どうすればいいと思う。」

「とにかくギャンブルと借金を止めろ。」


サリアが聞いてきた瞬間、ケンが的確に答えた。


「そうじゃない!確かにそれが原因かもしれないけど。それ以外で何かない!?」

「何かないって言われてもなぁ。」


泣きじゃくるサリアにケンが引きながら見ているとヴィザルが手を挙げた。


「お、何かな?」

「シンプルだけどイメチェンなんてどうですか?」

「イメチェン・・・いいねそれ!」


サリアはヴィザルの提案に乗ると部屋に向かって行った。そして、すぐに戻ってきた。派手なメイクをした状態で。


「・・・そういえば、今までイメチェンどころかメイクすらしたことないんだけど・・・」


サリアがそう言うのでヴィザルが周りを見ると誰も目を合わさなかった。


「もしかして、誰もメイクしたことない・・・」

「やったことない。」

「昔はちょっとしてたけど今のメイクはわからない。」

「そもそも興味ない。」

「まさか素っぴんで美人とは。」


メイク無しのみんなを見たヴィザルは驚いた。結局、この案は却下となった。しばらく悩んでいると今度はカリスティが挙手した。


「何、カリ。」

「エレキナが人気上位の理由って裸よね?・・・だったら私達も脱げば人気が出るはず!」


そう言ってカリスティが脱ぎ出した。


「ふざけるなぁ!」

「それだと俺はどうなるんだよ!」

「あんたが最下位なのは数々の変態行動が原因でしょうが!?」


メイクをおとしたサリアがカリスティを攻めたてる。そこにヴァンガス達も加わりいつものサリア達になっていた。


「これっていつも通りすればいいのでは?」

「あぁ、いきなりキャラ変すればそれこそ低迷するからな。」


ヴィザルとケンはいつも通りのサリア達をただ見ているのだった。

次回予告

アイアンガイアにとあるモンスターの討伐依頼が来るが・・・


「嫌な予感しかしないのですが・・・」

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