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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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魔人

前回のあらすじ

スペリナルはスペシャルとオリジナルを合体させて作りました。


「へぇ。」

「反応薄っ!」

ヴィザル達がネハンと対峙している時

ヨルズとバルドはリグリオンを激しい戦いを繰り広げていた。二人は傷をなるべく付けないよいに剣の側面で殴ったり拳や脚で攻撃するなど打撃中心で戦っていた。


「やっぱり斬れないってのは厄介だな。」

「頑張りなさい。ヴィザルも頑張ってるんだから。」

「わかっています。」


二人はリグリオンの斬擊や魔法攻撃を避けながらもなんとか攻撃を当てていた。しかし、剣で殴るという動作が不慣れなため上手くダメージを与えていないようだった。


「無駄だ!最早貴様らに勝ち目はない!」


リグリオンはそう言い、二人の攻撃を避けずに突っ込み体当たりで二人を飛ばした。二人はなんとか倒れずに着地するがリグリオンはそのまま追撃にきた。

その瞬間、リグリオンの眉間に魔法弾が命中した。二人が吹っ飛ばされたリグリオンを見た後に後ろを向くとジルフレイムが右手を銃のように構えて立っていた。


「ジルフレイムさん!」

「大丈夫、アテリナ様なら安全なところにいるから。」


そう言ってジルフレイムは伸ばした指から魔法弾を連射し始めた。その弾は起き上がったリグリオンに命中し再び倒れた。


「何なんだ、これは!?」

「対人間用制圧魔法弾、通称”バレット“。犯罪者を無傷で逮捕するための技よ。だから傷は付かないが物凄く痛いよ。」


ジルフレイムはニッコリするとガトリングガンを生成しリグリオンに向かってバレットを連射し始めた。無数のバレットを食らったリグリオンは少しずつ下がった。そこに、ヨルズとバルドが突っ込みリグリオンの顔面におもいっきりパンチした。


「そんな・・・もので・・・私が・・・」

「私、あんたみたいのを知ってるよ。井の中の蛙って言うんだって。」


ヨルズはリグリオンに一言伝えると再び顔面にパンチして気絶させた。


一方、ネハン戦

圧倒的なパワーでごり押ししてくるネハンにヴィザル達は苦戦していた。ヴィザルも剣や風魔法で攻撃をしているが大したダメージを与えることできていない。パペットフォルス達ものし掛かりや体当たりで攻撃するがすぐに振り払われた。


「思ってたより魔人って強いね。」

「あんなのが100年前にはいっぱいいたってマジかよ。」


苦戦するヴィザル達のところにリグリオンを倒したヨルズ達が助太刀に来た。


「待たせたわね。」

「ヨルズ姉さん。」

「さっきまで良いところなかったからこっからは私の活躍、見せ場作ってやるわ!」

「そこ、気にするんだ。」


ヴィザルの隣に並んだヨルズは剣を構えると一気に距離を詰めた。彼女に続きヴィザルも接近した。その後ろからジルフレイムが援護射撃した。


「無駄!何人集まろうと魔人の前には全てが等しく淘汰される!」


ネハンは両腕から闇魔法を放って攻撃ふると突進してヨルズに拳を食らわせた。ヨルズは剣で防御しつつ、下がると氷魔法でネハンの足を地面ごと凍らせて動きを止めた。


「この程度!」


ネハンは口から火炎を放とうとした瞬間、顔にパペットフォルスが被さった。それに続き大量のパペットフォルス達がネハンの顔や腕に張り付いた。


「今よ!」


ヨルズが叫ぶとヴィザルとバルドが前後からネハンを斬った。そこに、ジルフレイムのガトリングバレットとヨルズの剣擊も加わった。

そして、初めてネハンがよろけた。


「これで・・・やられて・・・たまるかぁ!」


しかし、ネハンはまだ耐えていた。体中のパペットフォルスを取り除くと再び攻撃しようとした。その瞬間、天井が崩れ何かが落ちてきた。


「な、なんだ?」


煙が晴れ、姿が見えた瞬間全員が驚愕した。爬虫類みたいな肌色に鳥の嘴のような顔、細身ながらも筋骨粒々な体躯には見たことない翼が生えていた。

その姿はまるで・・・


「悪魔・・・」

次回予告

とうとう異世界お馴染みの奴が現れる・・・


「大したことないんじゃない?」

「また言ったぁ!」

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