知らないところで因縁を付けられることはよくある
前回のアラスカ
「アラスカ!?」
スケトウダラが美味しかった。
「本当に何の話!?」
ネハンのアジト前
「どうだ、ヴィザル?」
「あの廃倉庫の中にいました。」
「あっちか。」
ヴィザルがバルドに報告した。今、二人はヤジュラから得た情報からこの場所に来ていた。ちなみに、ヤジュラは情報をはいた後、二人に気絶させられていた。
「中の状況は?」
「・・・」
「どうした?」
「・・・薄い本展開一歩手前です。」
「本当にどうした!?」
ヴィザルに連れられバルドも中を確認すると数人の男達と下着姿で吊るされているヨルズ達がいた。
「・・・確かにR18一歩手前だな。」
「どうします?このままこの作品をR18にしますか?」
「やめろ。まず、相手がどんな奴か確認だ。」
二人は屋根に登って上から見下ろして男達を確認した。髭面の大男、眼鏡をかけた傷だらけの男、目付きの悪い犬獣人の男の他に数人の男達がいた。
「いた。真ん中にいるのがネハンだ。」
「あいつがネハン・・・」
二人が見ているとミシミシという嫌な音が聞こえてきた。ヴィザルがおそるおそる周りを見ると亀裂が入り始めていたのだ。
「バルド兄さん、まずいです。」
「何がまずい。言ってみろ。」
「僕達、落ちます。」
「え?」
バルドが振り向いた瞬間、朽ちていた屋根が二人の重みに耐えきれずに崩れてしまい落下した。ネハン達が振り向くとヴィザルとバルドが倒れていた。
「バルド、ヴィザル!」
「ヴィザルさん!」
「ほぅ。ヤジュラの報告が遅いと思えば、あいつやられたか。」
起き上がった二人はすぐに剣を構えた。すると、ネハンは部下に手で合図してヨルズ達の首にナイフを当てた。
「状況がわかってらのか?お前らが少しでも動けば・・・」
「チェリオー!」
「うおぉっ!」
人質を取って脅そうとするネハンにヴィザルとバルドが不意打ちで攻撃した。ネハンは避けるがバルドが追撃をさてきた。
「おい!あいつらがどうなってもいいのか!?」
ネハンがヨルズ達の方を見るとヴィザルがあっという間に部下を倒して助けようとしていた。しかし、ヴィザルの前にリグリオンと目付きの悪い犬獣人が立ちはだかった。
「全く油断も隙もありゃしねぇ。」
「簡単に私達を出し抜けると・・・」
「とう!」
「話を聞け!」
リグリオンの話を遮ってヴィザルは剣を振り下ろしたがリグリオンは簡単に受け止めた。ヴィザルは払った後、すぐに距離を取った。
「実をいうとあなた達アイアンガイアに恨みがあるんですよ、私達。」
「!・・・サリアさん、何やらかしたんですか?」
「心当たりあるのか。」
ヴィザルが思い出そうとしていたのでリグリオンはヴィザルにヒントを与えた。
「昔ではない。ごく最近のことです。」
「サリアさん、いやヴァンガスさんか・・・」
「それでも心当たりがあるのか。」
思い出せていないようだったのでリグリオンは声を荒げながら答えを言った。
「あなた達がヴォルジャーノ帝国で革命したおかげでピグノボグとの取引がなくなったんだよ!」
「ピグノボグってあいつか!」
「そう!ピグノボグとは魔薬の取引をしていた!我々が奴に魔薬を売り、奴が多額の援助をして魔薬を量産していたのに!貴様らのせいで!」
「それ、完全に逆恨みじゃん。」
「黙れ!」
リグリオンはそう言うとみるみるうちに姿を変えた。両腕から鋭い爪が伸び、尻尾が生え、背中から鰭のような突起物も生え、トカゲみたいな姿になった。
「その恨み、貴様らの全てで払ってもらおうか!」
「無理!」
「はっきり言うわね。」
「ヴィザルって意外とはっきり返事するタイプよ。」
ヴィザルは剣を構え、リグリオンと目付きの悪い犬獣人に立ち向かった。
次回予告
ついに最終決戦!
「本当か?」
・・・多分
「弱気になるな!」




