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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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遊園地はデートスポットとして有名

前回のあらすじ

ウィザルがアイドルオタクになりました。


「それ、オリヴィエさんが知ったらヤバいんじゃない?」

「・・・」

ある日、カブジナの近くにある遊園地の入口

そこにはヴィザルが立っていた。すると、そこにジルフレイムがやってきた。私服で。


「あれ?仕事じゃないんですか?」

「今日は非番よ。」


二人が遊園地に入ろうとしていた。その姿を茂みから見ている者達がいた。


「何を考えているあの職権乱用女!」

「あれは抹殺だなぁ。」

「・・・メス猫を排除します。」

「面白そうなネタですね。」

「いい加減にしろ。」


サリア達だった。二人をメラメラ燃えながら睨んでいるサリア、ニヤニヤしながら見ているヴァンガス、右腕をアーム○ャノンにしているマキナ、カメラを構えているフィルディオ、そんなサリア達を呆れた顔で見ているケンがその場にいた。


「別にヴィザルが誰と一緒にいてもいいだろうが。それをお前らがどうこうする必要ほない。」

「・・・ケンよ。これは仲間としてヴィザルの将来を思ってやっているのだ。」

「さっき、職権乱用女って言ったよな?」


呆れたケンがサリアを見るといつの間にかサリアはスーツにライフルという格好になっていた。


「・・・サリア、なんだそれ?」

「私はサリアではない。サリア13だ。」

「待て!それは某有名漫画が既にやったネタだぞ!」


走って行くサリアを止めようとするケンだが今度はヴァンガスがサリアと同じスーツにライフルの格好をしていた。


「ヴァンガス、まさかお前もか?」

「俺はヴァンガスじゃねぇ。ウルフ13だ。」

「やっぱりお前もか!」

「あの女が幸せそうなんで邪魔してくる。」


サリアの後についていくヴァンガス。ケンはヴァンガスを止めようとした。すると、今度はフィルディオがサリア達と同じ格好で出て行った。


「僕はカメラ13。面白そうなので行ってきます!」

「待てー!」


ケンはフィルディオを止めるのを諦めマキナの方を止めようとしたが彼女もサリア達と同じ格好だった。


「・・・私はデス13。これよりメス猫を排除します。」

「その13は駄目だ!別の漫画に既にいるから! 」


ケンはそのままサリア達を追っかけて遊園地に入って行った。その様子を別の茂みから見ている者達がいた。


「ヴィザル君には悪いけどジルちゃんには同性愛が似合うと思うの。」

「あの、マスター達が追いかけて行きましたよ。」

「遊園地とかってベタなデートね。」

「私、帰る。」

「待ってください。」


カリスティ達だった。双眼鏡でウィザル達を見ているカリスティ、サリア達が向かったことを教えるクロア、ジト目でウィザル達を見ているエウリア、帰ろうとするエレキナ、それを止めるヘルマ。


「このままですとまたジルフレイムさんに何言われるか分かりませんよ!」

「心配しないでヘルマ。ちゃんとジルちゃんを女の子大好きにする方法があるの。でもその前にヴィザル君には悪いけど消えてもらうだけよ。」

「心配しかない!」

「このバカはともかくあの二人のデートには興味があるわね。」

「でも意外だな。カリスティなら魔法で突撃すると思ってたのに。」

「私をなんだと思ってるの?」

「足の生えた核弾頭。」


カリスティはクロアを魔法で拘束するとこそこそとサリア達の後をついて行った。


「確かに魔法使って突撃するのは簡単だけどそれではジルちゃんがレズになることはないわ。」

「とにかく僕はあの二人のデートを邪魔させないようにしないと。」


ヘルマはとりあえずカリスティの後を追っていくのだった。


(遊園地、楽しそう。)


その後ろを内心ワクワクしながらエレキナが入っていくのだった。

次回予告

サリア達が遊園地でハチャメチャに!


「また請求書くるやつだよ。」

「ごめんなさい。」

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