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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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試合の邪魔は無粋

前回のあらすじ

やっぱり二人はカッコいい。


「そうか?」

「さぁ。」

「なんかムカつく!」

ドトールを倒したサリアはアルティネをチラッと見た。アルティネは呆れた顔で見ている。

「終わった?」

「終わった。」

サリアがアルティネに近づこうとした瞬間、後ろから数人の人影が現れた。

「危ない!」

アルティネが叫ぶとサリアは指を鳴らした。すると、人影の下から炎が発生し、人影を飲み込んだ。

「何、こいつら?」

「参加クランのメンバーじゃないよね?」

サリアとアルティネは倒れている人を見て考察していた。その時、二人に向かって両手にナイフを持った男が襲ってきた。

二人はその男から距離をとり、炎と風の魔法で攻撃した。男は水魔法で防いだ後、地面から水の刃を連続で飛ばしてきた。

「こいつ、やっぱり参加クランのメンバーじゃない!」

「何が目的なの!?」

アルティネが質問したが男は答えることはなく攻撃を続けている。二人が攻撃を避けていると後ろからもう一人現れ、サリア目掛けてショットガンを撃った。

「危ない!」

アルティネがサリアの後ろに立って弾を受けた。

「アルティネ!」

サリアは炎で壁を作って男達から隔離した後、アルティネに駆け寄った。

「大丈夫か、アルティネ!」

「やっぱり、あいつらの目的はあんた達ね。絶対勝ってあいつらのはなを明かしてね。」

《アルティネ・セレミス リタイア》

「約束する。」

アルティネはサリアと約束した後、退場した。サリアがアルティネがいなくなったところを見ていたら男が炎を水で消火して襲ってきた。

その瞬間、サリアは右手に炎を纏って男を殴った。殴られた男はおもいっきり後ろに飛ばされた。サリアはその後すぐに後ろにいるショットガンを持った男を炎の槍で貫いた。

男が倒れたのを確認したサリアはこっちに水の刃を飛ばして攻撃する男に向かって炎で大きくした右腕で殴った。

「燃え尽きろ。」

サリアが放った炎の拳は水の刃を蒸発させながら男を殴り飛ばした。

その後、トロイタワーの中心で激しい閃光が発生した。サリアはその閃光を見ていたら男が水でナイフを作ってサリアに襲ってきた。その瞬間、男は結晶に閉じ込められた。

「なんだ、こいつら?」

そこにジャックが現れた。ジャックは来るとすぐに周りにいた男達を全員、結晶に閉じ込めた。

「エウリア君の時もそうだった。こいつらはアイアンガイアを狙っている。目的は後で聞くとして君はどうする?」

「もちろん、優勝する。」

「そうか。」

二人が向かい合っていると実況が流れてきた。

『おぉ!ここで決着!インドライガ・ペンドラグーン選手とトールバスター・スティンガー選手のライバル対決を制したのはインドライガ・ペンドラグーン選手だ!白熱した戦いを制したインドライガ・ペンドラグーン選手ですがその代償も大きかった!トールバスター・スティンガー選手によって右目をやられました!』

『あれ、そういえばサリアさん達のところは見れないんですか?』

『あ、確かに見れませんね。・・・えーっと機器の不調で見れなくなっているみたいですねぇ。おっ、どうやらサリア・へラクロス選手がドトール・アテンラード選手とアルティネ・セレミス選手を撃破したと報告が入りました。凄いですね、アイアンガイア。もしかしたら、優勝も夢ではないですね!』

実況を聞いていたサリアは握り拳を作っていた。ジャックはその様子を黙って見ていた。

「・・・ふざけるな。」

「サリア君、恐らく君達を妨害しているのは上層部の人間だ。今怒っても何もできないだろう。だから、今は我慢して優勝を目指した方がいい。」

サリアはジャックを見た後、ジャックの提案に賛成すると頷いた。

「待ってろ、邪魔した奴。絶対殴る。」

そう誓ったサリアはすぐに階段を駆け上がり屋上を目指した。ジャックもその様子を見た後、急いでサリアとは違う階段から屋上を目指して行った。


ラスト・ワン・オデュッセイアもいよいよ大詰め。サリア、ジャック、インドライガ、そしてヴィザルのみとなった。

次回予告

いよいよ優勝が決まる!


「アルティネの敵は絶対討つ!」

「一応、言っておくけど私、まだ死んでないからね。」

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