パロディのやり過ぎは止めましょう
前回のあらすじ
ジャックはサリアの地雷が爆発する瞬間を見た後、生成したクリスタルで橋を作って普通に渡りました。
「あっちの橋がいい。」
「ちっくしょ~!」
サリアとアルティネはジト目でドトールを見ていた。ドトールは何故かル○ィが本編初出の時のギ○2のポーズをしていた。尚、炎魔法を使って体から蒸気を発し出して再現していた。
「なんとしてもあのバカを永久封印しないとこの小説が永久封印される。」
「そうね。この回で倒すわよ。」
二人は同時にドトールに向かって走り出し、サリアは炎の渦を放ち、アルティネは白い蝶を作り出して攻撃した。ドトールはそれをスピードを上げて避けた。
「○!」
「ホラッ!ヤバすぎて技名が伏せ字になってるもん!」
「もはや、何の技かわからない。」
二人はドトールの蹴りを避け、アルティネは薔薇の花びらを飛ばした。サリアもそれに合わせて小さな炎の球を作ってドトールに放った。
ドトールも二人の攻撃に対抗するため、右手の人差し指を前に立て魔力を球状にして放った。
「○丸!」
「いい加減にしなさい!」
双方の攻撃がぶつかり合い爆発した。二人は後ろに下がった。そして、サリアは炎で刀を作って構えた。
「この小説の平和のために、お前を葬る!」
「サリア、葬るはまずい気がする。」
二人は再びドトールを見た。ドトールは普通のボクシングのファイティングポーズをとっていた。
「あんた、鼻○真拳とかジャ○ャン拳とか使わないよね?」
「安心しろ。使えない。」
「そういう問題じゃない。」
双方が睨み合う中、同時に飛び出した。
「葬る!」
「サリア、それ完全にアウト!」
「スマーッ○ュ!」
「まだそれが合ったか~!」
サリアとドトールがぶつかり合う。轟音と共にものすごい風圧がアルティネを襲った。アルティネは腕で顔を守りながら踏ん張って立った。
サリアとドトールの怒涛の攻撃はやむさことなかった。ドトールの蹴りをサリアは仰け反って避け、逆立ちと同時に横回転し、炎の剣を作って切ろうとした。
しかし、ドトールは腕に風の剣を作って炎の剣を破壊した。
「無駄だ!そんなショボイ剣で俺は切れねぇ!」
ドトールはサリアにトドメを刺そうと風の剣を振り下ろそうとした。その時、サリアは笑った。
「これは剣に非ず!これは夢に向かって羽ばたく翼!私の翼は折れやしない!」
そう言ってサリアは両足に灼熱の業火を纏った。その業火は渦を作り中にいたドトールを轟音と共に抉り両断した。
「《零ノ型 煉獄羅刹》!」
真っ二つにされたドトールは不敵な笑みをこぼしていた。
「まさか、ここまでとは・・・」
《ドトール・アテンラード リタイア》
大きな爆発と共に遂にドトールが退場した。
「もう、知らない。」
アルティネは遠い目をしてサリアを見ていた。
次回予告
「その前に!俺はこれじゃ終わらねぇ!まだまだ出番が欲しい!ギガントタイタンが残り俺だけなんだぞ!俺がこれで満足するとでも・・・」
コンコンコンッ
「おっと誰か来たようだ。」