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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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最後の方はよく駆け足になる

前回のあらすじ

バカ達が頑張った。


「おい、バカ言うな!」

なんとかトロイタワーに入ったヴィザルとサリア。その後、実況が今の状況を説明し始めた。

『え~、ここでトロイタワーの外にいる者は全員リタイアとなります。現在、トロイタワーの中のいますのはレジェンドドラゴンマスターのインドライガ・ペンドラグーン選手、シルバーホークマスターのトールバスター・スティンガー選手とジャック・ヘイルダム選手、エンジェルフォースのマスターのアルティネ・セレミス選手とオリヴィエ・アストライカ選手、ギガントタイタンのドトール・アテンラード選手、天桜の狐マスターの勇薙進一選手、そしてアイアンガイアマスターのサリア・へラクロス選手とヴィザル・オルディダンテ選手のみとなりました!ここからがラスト・ワン・オデュッセイア最終戦となります!さぁ、誰が優勝するのでしょうか!』

実況を屋上で聞いていたインドライガは空を見上げた。

「もう残っているレジェンドドラゴンは俺だけか。」

すると、そこにトールバスターが現れた。

「来たか、トールバスター。」

「決着を着けるぞ、インドライガ。」

二人が目を合わせて少しの間、沈黙が続いた。そして、二人同時に飛び出し、お互いに魔法で作った剣がぶつかり合った。


実況が終わるとトロイタワーの一階にいるヴィザルとサリアは作戦会議を開いていた。

「とりあえず、皆殺しね。」

「分かりました。」

作戦会議は終わった。そのままそれぞれ別の階段から上に上がった。

「作戦会議ってなんですか?」


サリアが上がっているとある階でアルティネと出会った。アルティネはサリアを見つけるとすぐに風で作った弓矢で攻撃してきた。サリアはそれを炎で作った刀で切り落とした。

「いきなりとんだ挨拶だな。」

「こんなもんよ。」

二人がにらみ合っていると天井が崩れそこからドトールが現れた。ドトールは両手から炎の槍を作り二人に向かって放った。

「神火 ○知火!」

「ホント、いい加減にして!」

二人はドトールの攻撃を避けお互いに隣にたった。

「サリア!とりあえず、あいつから倒すわよ!」

「おぅ!もう土下座する相手は増やしたくない!」

二人はドトールを睨みながら一時的に手を組んだ。


一方、ヴィザルが階段を駆け上がっていると途中でオリヴィエに出会った。

「あ、ヴィザル君!」

ヴィザルは彼女に出会った瞬間、即土下座していた。

「!?」

オリヴィエが驚いていると奥から勇薙が現れた。

「えーっと、ヴィザル君だっけ?君、将来は恐妻家になると思う。」

勇薙が同情する目で見ながら近づいてきた。

「あなたには分かりませんよ。至るところでハーレム作って酒池肉林してそうななろう系チート主人公には。」

「大丈夫か、それ?いろんなところに喧嘩売ってないか?」

ヴィザルは起き上がってオリヴィエの隣に並んだ。

「オリヴィエさん、とりあえず手を組みましょう。」

「うん!」

そう言ってオリヴィエはヴィザルと手を組んだ。物理的に。

「・・・違う、そうじゃない。」

「大丈夫!初めての共同作業、頑張るから!」

「重い!重すぎる!」

「頑張れ。」

敵になったはずの勇薙から励まされながらヴィザルはオリヴィエと一緒に構えたのだった。


いよいよ、ラスト・ワン・オデュッセイアもクライマックスを迎えようとしていた。

次回予告

各地で激戦!


「もう少しで終わる。長かったぁー。」

「作者!?」

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