トイゴレム
前回のあらすじ
トイフォース戦士あっさり撃破!
「今更あのレベルじゃ相手にならないわね。」
ザース城から出現したトイゴレムはヴィザル達を見つけると狙いを定めて進撃を始めた。そこにエレキナとカーリーンがトイゴレムの胸部にパンチを繰り出した。
「《ドラグーンナックル》!」
「《覇竜拳》!」
2人の拳が命中する。しかし、トイゴレムは止まらない。ザースが2人を確認する。
「龍人か。その程度で砕けるほどトイゴレムは脆くないぞ!」
トイゴレムは顔から背中にかけて目のような発光器官を光らせるとそこから青白い光線を発射した。2人は下がって回避するも光線は2人を追尾した。
その光線はトイゴレムに向かっているヴィザル達も襲った。ヴィザル達も回避して光線をやり過ごす。しかし、屋根を貫通した光線はまた屋根を貫通してヴィザル達を襲った。
「また来た!」
「なら私が!」
オリヴィエがシールドを張り光線を防ぐ。最初の2,3発は防げたが次々と来る光線にシールドが耐えれなくなっていた。シールドにヒビが入り割れそうになった。その瞬間、ヴィザルが飛び出し風魔法を纏った蹴りで光線を相殺した。
「ヴィザル君!」
「ありがとうオリヴィエさん!」
オリヴィエの隣に着地するヴィザル。互いの顔を見て頷く。いい雰囲気になっているがトイゴレムの猛攻が止まらない。今度は手から弾丸をガトリングガンのように連射した。それをレンがブロックを積み上げて防御する。
「早く!」
ヴィザルが飛び出す。レンがブロックで階段を作りオリヴィエが駆け上がりながらヴィザルの後を追う。トイゴレムが再び弾丸を連射するもヴィザルは空中を飛びながら避けた。
その隙にエレキナとカーリーンがトイゴレムの顔に近付き再びパンチする。しかし、効果は無くトイゴレムは進行する。
「硬い!」
「龍人でも壊せないってどうなってるんだこいつ?」
トイゴレムが電撃を放つ。2人は下がりながら炎魔法で攻撃する。それを見たザースは笑う。
「無駄だ!このトイゴレムは別世界で天才と称されたレオナルドが作った兵器だ!」
トイゴレムが腕を回転させると電撃を放ちながら突き出した。腕はドリルのようになり建物を破壊する。カシオペアは遠くからその様子を見ていた。
「あれがレオナルドが作った最大最強の兵器トイゴレムか。確かに私達の世界でもオーバーテクノロジーね。」
トイゴレムは背中からミサイルを発射する。ミサイルはトイゴレムのまわに着弾し爆発する。巻き込まれないようにエレキナとカーリーンが避けていると間にヴィザルが入ってきた。
「やっと来たねヴィザル。」
「待ってたぜ!」
「お待たせしました!」
ヴィザルに続いてオリヴィエも来る。下にはレン達に合流したケンやアルティネ、ジルフレイム、後ろからは折り詰めに乗ったサリアやカナ、少し遅れて勇薙も到着した。
「ヴィザル、説明しろ。」
「ここの王様がヤバい兵器を持ち出した。」
「違う。オリュンティア公国の姫君と結婚した件についてだ。」
「えっ、そっち!?」
ヴィザルがびっくりする。なんでそれを知ってるのか分からず困惑しているとサリアが下を指差した。チラッと下を見るとアルティネがごめんと両手を合わせていた。その後ろではジルフレイムが鬼のような形相でガトリングガンを向けている。
「•••ちょっと胃潰瘍になったので戦線離脱します。」
「させるか。」
逃げようとするヴィザルを勇薙が捕まえる。
「納得いく説明をしてもらうぞ。」
「それよりあれどうにかした方がいいだろ!」
ヴィザルを掴んだ勇薙の腕をカーリーンが掴む。さすが龍人だけあってものすごいパワーに勇薙も手を放す。
「そうだったな。まずはあいつだ。」
「話がまとまったか。」
地上からヴィザル達のいざこざを見ていたケンのところにグリムが来た。背中にはユア姫を背負い手にはケンの腕があった。
「あなたがケンさんね。ヴィザル君から聞いてるわ。」
グリムが腕をケンに渡す。ケンはすぐに腕をくっつけた。元に戻ったのを確かめる。ちゃんと指は動く。温度も感じる。血液が流れるのを感じる。問題無いようだ。
「礼を言う。」
「いいのよ。」
ケン達のところに遅れてイヴ達も合流した。トイゴレムは雄叫びをあげこちらを睨む。
「全勢力揃ったか。見せてやる。どれだけいようがこのトイゴレムの敵ではないことを!」
「待ってくれてたんだ。」
「やさし〜。」
ザースの声が響く。本来なら怖いはずだがみんなが揃っていればなぜだか怖くない。避難誘導も順調に進んでいる。ヴィザル達は武器を構えトイゴレムに突撃した。
次回予告
激突!トイゴレム!
「ねぇ、トイゴレムって名前ダサくない?」
「今言うことか!?」




