シルバニアの魔法
前回のあらすじ
突撃!ザース城!
「僕達ってよく不法侵入してますよね?」
「それは言ってはいけない言葉よヴィザル君。」
ザース城内を捜すリリエスタ達。後ろにはいつものメンバーがいる。
「リリー様、これ捕まったらただじゃ済まないのですが…」
「ここまで来てしまった以上後戻りは出来ないわ。」
リリエスタは吹雪を起こし衛兵達を凍らせる。その後ろではマルロナが岩石で壁を作る。リリエスタの両隣をクゥと松下が固め衛兵達を相手取る。
「キリがありませんわね。」
「闇雲に捜すのはやはり無理があるのでは?」
「それもそうね。」
リリエスタ達が走っていると怪しい扉を発見した。厳重に鍵がかけられているのに周りとは雰囲気が違う子供っぽい見た目の扉だ。気になったリリエスタは鍵を凍らせて壊すと中に入ってみた。
そこにはおままごとで遊ぶ子供達がいた。みんな、人形やホビーハウスを手に取りはしゃいでいる。リリエスタ達のことなんて眼中にないようだ。
リリエスタはその光景に違和感を覚えた。それが何か分からないまま部屋の中を歩いて回る。すると、1人の子供に目が留まった。
「この子…」
「確かにフェルトリーネ様に似ていますね。」
クゥ達も近寄り顔を見る。人形を持って遊ぶ緑色の髪をした女の子がどこかフェルトリーネに似ているのだ。フェルトリーネをそのまま若くしたような女の子に声をかける。しかし、チラッとこちらを見るだけで反応しない。
その時、クゥが薙刀を構え警戒した。それを見てすぐに戦闘態勢に入ると部屋にシルバニアが入ってきた。
「あら、こんなところに侵入者がいたのね。探す手間が省けたわ。」
「ごめんあそばせお嬢さん。私達は御学友を捜しに来ただけですの。」
「それが不法侵入の理由?」
「不法侵入したことは謝りますわ。それと失礼と知ってお聞きします。この子はもしかしてその御学友かしら?」
リリエスタがフェルトリーネに似ている女の子の頭を撫でて聞く。それを聞いたシルバニアは邪悪な笑みを浮かべ舌を出した。その舌には“幼”と刻まれていた。
「教えてあげる。でもその後なんも考えることなんてできなくなるけどね。」
一方、ケン達をアジトに連れて来たレン達はザースやその幹部達のことを教えていた。
「ザース•カリオストロ公爵。この国を乗っ取り軍事国家に変えた独裁者だ。」
「大丈夫その名前?訴えられない?」
「奴自身は戦えはするがそんなに強くない。問題は奴お抱えのトイフォース戦士だ。」
レンはカナに指示してプロジェクターでトイフォース戦士の写真を出した。
「まずケンさんが倒したバンダイ。彼はプラモデル魔法というプラモデルを創造、生成、使役する魔法を使う。」
「どうだったケン、こいつ?」
「強かった。」
「マジで。」
サリアが驚く。ケンが強いなんて評することなんてあまりなかった。レンがバンダイの説明を終わらせると次はシルバニアの写真を出した。
「次はこの少女シルバニア。彼女はトイフォース戦士の中では最弱だが1番厄介な魔法を使う。」
「厄介な魔法?」
「はい。彼女を倒すことが革命の第一歩となる。」
「それでその魔法って?」
「ままごと魔法。」
レンが真面目に話すもサリア達は唖然としていた。なんか強そうに感じない魔法だ。
「何なのその魔法?」
「人間を子供に変える魔法だ。」
「!!」
シルバニアの魔法を知ったサリアが驚く。
「何そのアポト◯シン4869!」
「黙ってろ。」
ケンが肘打ちでサリアを黙らせる。
「彼女は人間に子供に変え操る魔法を使う。幼児化した人間はその時の記憶までしかなく遊ぶかシルバニアの命令通りに動くかしかできなくなる。」
「それって大◯帝国になかったか?」
「フェア◯ーテイルの悪魔にそんな◯法使う奴がいたわね。」
「ジョ◯ョにそんなスタンド使いがいました!」
「てめえらも黙ってろ!」
ケンがヴァンガス達を蹴り飛ばす。
「とにかくそのシルバニアを倒せばいいんだな?」
「はい。彼女を気絶させるだけでその魔法が解けます!なので彼女にこの超絶辛いハバネロ飴を食べさせびっくりさせよう作戦を決行します!」
「待って、それってワンピー…」
「言わせねぇよ!」
ケンがカリスティを殴り飛ばす。隣に落ちたカリスティを見て若干引くウズメ。少し離れるとレンに決行日を聞いた。
「決行は明後日。革命15周年として盛大なお祭りが行われる。その日に魔法を解きザースの悪行を全て世界に曝す。」
「分かった。」
決行日も分かり他のトイフォース戦士の情報を聞こうとするケン達。
一方、シルバニアと交戦していたリリエスタ達は…
「ねんねんころりよ、ろりろりよ〜…なんてね。やっぱり子供は可愛くなくちゃ。」
シルバニアの前で眠っていた。全員、彼女の魔法によって幼子に変えられた状態で。
次回予告
革命決行のため準備を進めるサリア達。しかし、そこにフランボーとルーシーが襲撃する!
「大丈夫でしょ。」
「だから軽いって。」




