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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
362/406

いざ、ザース城!

前回のあらすじ

ケンの衝撃の事実!


「だから後付け設定は止めろ。」

「•••」

「なんか言い返せ作者!」

 ザース城

 そこでザースが仕入れてきた兵器を見学していると執事と思われる男達が報告にきた。


「ザース様、ラジコン地区でユア姫のものと思われるウェディングドレスを発見しました。」

「それと、プラモデル地区でバンダイがケン•アレスザードに敗北しました。」

「ユア姫を連れた一味が革命軍と合流しハンス領へと逃亡しました。」

「一気に面倒事が集まってきたな。」


 報告を受けたザースは頭を抱えている。


「バンダイを倒すとなるとやはりフランボーにいかせるしかないか。」

「そのようです。」

「よし、ルーシーと組んでユア姫とケンを連れて来るように要請しろ。」

「「「了解!」」」


 ザース城内別の部屋

 そこではヴィザル達を襲った男とスレンダーな女性と幼い少女がいた。


「へぇ…バンダイがやられたのね。」

「あいつは私達トイフォース戦士の中でも二番目の猛者…」

「「お願いします!」」 

「だろうなぁ。」


 女性と少女が男に頭を下げる。そこに執事が入ってきた。


「フランボー様、ルーシー様、ザース様よりハンス領に逃げ込んだ革命軍からユア姫とケンを連れてこいとご命令が。」

「やっぱりな。」

「じゃあそっちは任せるよシルバニア。」

「任せなさい。」


 少女にそう言うと男と女性は部屋を出ていった。


 一方、フェルトリーネを捜しているオリヴィエ達はホテルの前に集合していた。しかし、ヴィザルがいない。


「ヴィザルンまでいなくなってる!?」

「なんかきな臭くなってきたな。」


 再び捜索しようとするとヴィザルが走ってきた。何故か濡れている。気になったオリヴィエがヴィザルに近づいて聞く。


「ヴィザル君、何で濡れてるの?」

「汗です!」

「掻きすぎでしょ!?」


 ヴィザルは怪盗カシオペアと会ったことを隠す。

 あの時、カシオペアはヴィザルにバイバイと言って音がする方向へ消えていった。ヴィザルは合流する時間が迫っていたためカシオペアを追うのを止めてホテルへと向かっていた。

 ヴィザルが挙動不審なため疑うオリヴィエ達。ヴィザルは下手な口笛を吹いて目を反らす。すると、オリヴィエがチェーンソーを取り出した。何も言わずに土下座するヴィザル。


「もう条件反射ね。」


 さすがにヴィザルに同情してしまったグリムがオリヴィエを止める。それでも気になるためグリムもヴィザルに聞く。


「何か分かったことあるかしら?」

「あ、多分ですけどフェルさんはザース城にいるみたいですよ。」

「なんでザース城?」

「なんでもフェルさんが衛兵に捕まったって目撃情報が。」


 ヴィザルはカシオペアからの情報を彼女からだということを伏せて話した。オリヴィエ達は最初は疑うもチェーンソーの前で土下座しているヴィザルが嘘なんて言うわけないと確信しているためヴィザルの言うことを信じた。


「なら話は簡単ね。ザース城に乗り込みましょう。」

「あの…それは普通に不法侵入では…」

「気にしたら負けよ。」


 アルミナが正論を言うもグリムが無理矢理丸め込んだ。早速ザース城の近くまで行くがさすがに警備が厳重で簡単には入れない。どうしようかと思い城の周りを調べる。すると、ヴィザルが湖に建つ塔を指差した。


「あそこはどうです?」

「確かに怪しい。」


 オリヴィエ達が塔を見ている。その後ろで何か気配を感じたカーリーンはすぐに後ろを向いた。その時、衛兵達が現れヴィザル達を取り囲んだ。


「何者だ貴様!」


 衛兵達が槍を向けている。背中合わせになりどうしようと悩んでいた。その時、カーリーン達が飛び出し衛兵達を吹き飛ばした。


「皆さんって意外と脳筋ですよね。」

「こうなったらこのまま突撃だ!」

「否定しないんですね。」


 バレたらしょうがないとカーリーンを筆頭に全員がザース城へと乗り込んだ。そこから手分けして捜すためいくつかのチームに分かれて捜索を始める。


「ザース様!侵入者です!」

「誰だ?」

「おそらくユア姫と間違えて捕らえた少女の仲間かと。」

「ほぅ…なかなか友達思いな奴らだな。シルバニアを向かわせろ。処理は任せる。」

「はっ!」


 ヴィザル達の存在を知ったザースはすぐに衛兵達に指示する。


「仕方ないわね。折角おままごとで遊んでいたのにね〜。」


 衛兵から指示を受けたシルバニアはままごとで遊ぶ子供達を部屋に残してヴィザル達のところへと向かっていった。

次回予告

ザース城へ侵入したヴィザル達。しかし、そこにはトイフォース戦士の1人シルバニアが待ち構えていた。


「作者って敵幹部に幼女入れすぎじゃないですか?」

「いや!そんなことないはず!」

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