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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
35/406

愛の無いパロディは炎上するだけ

前回のあらすじ

頑張れ、エウリア


「え、それだけ?」

エウリア達が合流する前のヘルマ

「とりあえず、ちゃんとした服が欲しい。」

ヘルマが半裸状態で歩いていると目の前に男が現れた。

「やっと見つけたぜ。俺はギガントタイタンのドトール・アテンラード。マスターの敵討たせてもらうぜ。」

「ドトール?コーヒー?」

「ちげぇよ。」

ドトールはヘルマを見るや否や構えた。ヘルマも構えるとドトールの後ろにまた数人現れた。

「本当に男の子?信じられないわ。」

真ん中にいる眼鏡をかけた女性が驚いて見ていると今度はヘルマの後ろからアルティネが現れた。そして、また違う方向から数人出てきた。

「なんかいっぱい来てません?」

ヘルマが周りを見ているとさらにギルガが現れた。

「こいつはすげぇな。」

「またギルガって。」

ギルガの登場にアルティネが嫌な顔をした。その様子を陰からエウリア達がひっそりと覗いていた。

「ヘルマが大変なことになってる。」

「あ、ジックさん達もいる。」

「誰?」

「私と同じオールドマギアのメンバーです。」

エウリア達ががじっと見ているとバサッと音をたててヘルマ達のところにインドライガが現れた。


そして、現在

「嘘でしょ~。」

インドライガの登場に最初に反応したのはアルティネだった。その他のみんなもインドライガを警戒した。

しばらく膠着状態が続いた。そして、それを破ったのはドトールだった。

ドトールは腕を伸ばすと手の周りに緑色のエフェクトがかかった。そして、それを掌に球状に凝縮させヘルマに投げた。

「くらえ!イレイ○ーキャノン!」

「待って!それアウトな気がする!」

ドトールの攻撃にアルティネがツッコミ、ヘルマは紙一重で避けた。それを合図にしたかのように周りも一斉に攻撃を始めた。眼鏡の女性は杖にテニスボール大の気弾を生成して放った。その気弾はヘルマ達に避けられた。しかし、その気弾女性の指先の動きに合わせて自在に動き、再びヘルマ達を攻撃してきた。

「ねぇ、それ。本当に大丈夫!?その技、訴えられない!?」

陰から見ていたエウリアがツッコミを入れた。そのツッコミでいることがバレたため、エウリア達も攻撃の対象になってしまった。

「ヤバ!」

「仕方ない。」

ジャックは攻撃を防ぎながら距離をとり、エウリアはヘルマの隣にリーカンシーはジックの隣に並んだ。

「これでこっちが優勢か?」

「いや、ギルガがいる以上、油断は出来ない。」

リーカンシー達がギルガを見るとギルガは狼牙○風拳の構えをとっていた。

「・・・アウトー!」

「何が!」

ギルガの構えにリーカンシー、ジャック、アルティネがツッコミを入れた。

「その構え、完全に某有名漫画のキャラのパクリですよね!」

「俺は狼なんだからこの構えは普通だろ。」

「とりあえず、その構えはやめましょう!」

「?」

リーカンシー達に言われ構えを止めたギルガは即座にジック達を切り裂いた。

「!」

「早い!」

リーカンシーはギルガから離れるが近くにいたアルティネが彼を一刀両断して倒した。

「しまった。」

《リーカンシー・モルフォート リタイア》

リーカンシーはそのまま退場となった。



一方、ヘルマとエウリアは眼鏡の女性達と対峙していた。

「あ、自己紹介まだでしたね。私は因幡 明兎(みんと)。天桜の狐のメンバーの一人よ。」

そう言って因幡は他のメンバーの紹介もした。ヘルマとエウリアも簡単に自己紹介した。

「一人だけ大人ってどういうクランよ?」

「いろいろあるのよ。」

「おい、俺がいるの忘れてないか?」

ヘルマ達が振り向こうとした瞬間、ドトールが両手を前方に突き出し掌から光線を放出したのだ。

「波ぁーっ!」

「あんたはとりあえず、それを止めなさい!いろんな意味で消される!」

エウリアが避けながらツッコミを入れていると因幡達もエウリアに攻撃を仕掛けた。

すると、ヘルマが両手を掲げ、巨大な光球を因幡達に向けて投げた。

「《ガイアボール》!」

「ねぇ、ヘルマ。その技、大丈夫?どこかのパクリじゃないよね?」

因幡達は避けようとしたが仲間の一人が避けきれずに巻き込まれ、リタイアとなった。それを見たヘルマが着地した瞬間、天桜の狐のメンバーの一人が彼を後ろから羽交い締めにした。

「!」

「先生、今だ!」

「わ、分かりました。」

そう言って因幡は杖の先を額に当てヘルマに向けて螺旋を纏ったような高速ビームを放った。

「本当に大丈夫!?」

エウリアが違うところを心配している中、ヘルマはそのビームを蹴り上げて弾いた。

「・・・え?」

「・・・嘘?」

ヘルマがビームを弾いたことで因幡達は呆然とし、ヘルマはドヤ顔していた。すると、急に後ろから二人をドトールが貫いた。

「悪いがマスターの敵だけは討たせてもらうと言っただろう。それと、俺がいるの忘れてないかとな。」

「・・・なんか、いろいろとツッコミきれない。」

《ヘルマ・プロディトス リタイア》

ヘルマはいろんなところを心配しながら退場した。

「よし、これで俺の目的は達成された。それじゃ、あばよ!」

そう言ってドトールは指先を額に当て、消えて行った。

「あの男、早めに倒さないとヤバいわね。いろんな意味で。」

エウリアがドトールが消えたところを見ていると、ジャックとアルティネがこちらに吹っ飛んできた。エウリア達が振り向くとギルガとインドライガが激しいバトルを繰り広げていた。

「やっぱり、あの二人は無理。」

「私もここから退散しよう。」

そう言ってとアルティネジャックはその場から離脱した。残ったエウリアと因幡は二人でギルガとインドライガのバトルを見ていた。

「本当ならここで戦うつもりなかったんだけどなぁ。」

「俺としては今ここで倒したいと思っている。」

すると、インドライガが下がった。ギルガは距離を詰めるためにダッシュした。その瞬間、インドライガは雷を円盤カッター状に練り上げ、ギルガに向かって射出した。

「《気龍斬》!」

「あんたもいろいろとヤバそうな技を使ってんじゃないわよ!」

気龍斬はエウリアのツッコミを無視しそのままギルガを真っ二つにした。

「くそっ!だが、ただでは死なん!お前も一緒に連れて行く!」

そう言い、ギルガは右手に炎と風の魔法を込めて螺旋状の光線を放った。インドライガはとっさに避けるが光線は左足を貫いた。

「ちっ!負けたぜ。」

《ギルガ・フェンリオン リタイア》

そのまま、ギルガは退場となった。その後、インドライガは貫かれた左足を抑えていた。

「さすが、ギルガ。ただではやられないな。」

インドライガは応急処置した後、エウリアと因幡の方に向いた。

「ねぇ、一時休戦しない。」

「そ、そうですね。」

エウリアの提案に乗った因幡はエウリアと同時にインドライガに向けて炎や風、水の魔法を光球にして続けざまに放った。しばらく撃ち続け塵埃が舞い、インドライガの姿が見えなくなってしまった。すると塵埃が晴れ、そこから無傷のインドライガが姿を現した。

「・・・」

「・・・もうダメだ…おしまいだぁ。」

二人は心の底から震えあがった…

真の恐怖と決定的な挫折に…

恐ろしさと絶望に涙すら流した。そして、

「もう無理!」

「ちょっと待ってください!」

戦意を失っていた二人は猛ダッシュで逃げた。二人は必死に逃げた。逃げていた。そして、チラッと後ろを向くと両手に炎を纏い、猛スピードでこちらに飛んでくるインドライガがいた。

「・・・」

「・・・」

「燃えつきろ。」

二人はそのままインドライガにラリアットされ、建物の壁に激突した。そして、二人は倒れた。

《エウリア・フェニシア リタイア》

《因幡 明兎 リタイア》

退場する二人を見たインドライガが一言。

「この始末☆」

『あ、あの。これ大丈夫ですか?』

『この小説がBANされないことを祈ります。』

さすがに実況もこの小説のことを心配していた。

次回予告

とうとうラスト・ワン・オデュッセイアも終盤戦!さぁ、最後まで生き残るのは誰だ!?


「それより今回の話まずくないですか!?」

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