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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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最高傑作

前回のあらすじ

ウェルテルの目的が明らかに…


「そんなこと、させません!」

「「《雷神王之槍(ケラウノス)》!」」


 バトルが始まった。初手からヴィザルとマキナが足に雷を纏い同時にキックした。しかし、ウェルテルは2人の蹴りを簡単に受け止め投げ飛ばす。さらに両手をレールガンに変形させ電撃光線を発射した。


《エレキバスター》

「ぐあぁぁぁぁ!」


 まともにくらってしまった2人はステージに落下する。マキナはすぐに立ち上がるがヴィザルはケホケホッと咳込むだけでなかなか立ち上がれない。


(たった一撃でこの威力…純粋な威力ならラダマンティスさんより上かも…)


 ヴィザルを守るようにマキナが立つ。しかし、ウェルテルはただ見るだけで攻撃してこない。


「ヨハネ。何故その少年に尽くす?お前ならもっと…」

「それ以上は言わないで。」

「そうか…」


 ウェルテルはそれ以上問わなかった。自身の真上に大きな魔法陣を作り出しステージ全体に雷を落とした。


「古代魔法…《マグナ=ボルト》」


 ウェルテルの追撃が2人を襲う。これにはマキナも大ダメージを受けたようで倒れたまま動かない。その代わり今度はヴィザルが立った。体中が悲鳴をあげる。全身を痛みが走る。それでもヴィザルは立ってウェルテルを見る。


「いい目だ。まだ諦めてないようだ。」


 ウェルテルは電磁波を飛ばす。ヴィザルは電磁波をくらっても立っている。ウェルテルはそれを見て笑みをこぼすと手から放電してヴィザルを攻撃した。それにマキナが来て電気を曲げた。


「ヨハネ、一番最初に造られたお前と一番最後に造られた俺…能力の差は分かっているだろ。俺はゼウス・エクス・マキナの最高傑作だ。」


 ウェルテルは両手を広げ電気を溜める。それを見てヴィザルとマキナは同時に飛び出し必殺技を打つ。


「《ガイアグングニル》!」

「《雷神王之槍(ケラウノス)》!」

「《雷神王之拳(ミョルニル)》」


 2人が打つ必殺技をウェルテルは雷を纏った拳で打ち返した。そのまま雷で巨大な拳を作り真上から倒れた2人を殴った。


「ウェルテル•エクス•ヴォルフガング改めエアリアル•ウェルテル、いざ参ろう。」


 ウェルテルは初めて先に攻撃する。スタジアムの骨組をいくつか抜き2人に向けて飛ばす。2人は左右に避ける。そのままウェルテルの左右から攻撃を仕掛ける。それを鉄骨をヴィザルの前に刺して足止めするとマキナを蹴り飛ばした。続いて下がったヴィザルをエレキバスターで鉄骨ごと吹き飛ばした。


「あと2時間12分…このまま寝てもいいし逃げてもいい。その場合はエクスゲームを続けるだけだ。」


 倒れた2人を照明が照らす。ウェルテルはステージの中央に立つ。まだまだ余裕のウェルテルに対し2人は満身創痍だった。

 タイムリミットまであと2時間12分…

次回予告

圧倒的な力を見せ付けるウェルテル。ヴィザルとマキナは苦戦しながらも打開策を探す。そして、辿り着いた答えは…


「マスター、1つになりましょう。」

「はい?」

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