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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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みんな出番が欲しい

前回のあらすじ

電気タイプの敵登場。


「キルア、美琴、エネル、ラクサス、上鳴、ピカチュウ…」

「そこまで!」

 ケン達対バルク

 バルクがマキナと同じ殲滅兵器と知っても尚ケンは立ち向かった。その後ろをフリスタンとエリルが付いて来る。バルクは右腕に電気を溜めると雷の拳を作り出しケンに叩き込んだ。ケンは炎を大きくさせ受け止める。その両脇を抜けてフリスタンとエリルがバルクをX状に斬る。しかし、バルクには傷1つ着かない。


「なんて硬さだ!」

「これがゼウス・エクス・マキナだ!」


 バルクは背中からミサイルを出す。2人は下がりながらミサイルを避ける。バルクはさらに電気を溜めケンを殴り飛ばすと右手からレーザーを放った。


「あれは松下のソニックレールガン…」

(けど、威力が段違いだ。)


 バルクの一撃を見て2人は呆然とした。しかし、ケンはバルクの一撃を耐えていた。


「さすがだ。こうでなくてはゲームは面白くならない。」

「うちのメンバーを勝手に巻き込んでゲームにするな。」


 ケンは首を鳴らすとまた突撃した。バルクも対抗するため再び電気を溜める。そこにフリスタンが来てバルクの右腕を狙って剣を振るった。


《ブレイブリースラッシュ》


 フリスタンの一撃がバルクを捉える。しかし、腕が上がっただけで傷は着いてない。それでも隙が生まれたところにケンが炎をさらに燃やしてバルクを斬った。


《螺旋閻魔》

「確かに強い。しかし、そのレベルなら俺が生きていた時代にはたくさんいた。」


 バルクが詠唱すると地面に巨大な魔法陣が現れた。


「何だこれは!?」

「古代魔法…《アルス=サンダー》!」


 魔法陣が光り雷が真上に向かって放たれる。轟音が収まり煙が晴れる。そこには膝を着いたケン達がいた。バルクは右腕を元に戻し一息つく。


「ふう…久しぶりにやったが疲れるな。」

「まだ終わってないぞ。」

「ああ、見りゃ分かる。」


 ケンが立ち上がる。フリスタンとエリルもなんとか立ち上がるが2人はケンよりもダメージが大きかった。バルク追撃しようと再び電気を溜める。

 その時、誰かが後ろからバルクに一撃を入れた。気配すら感じなかったバルクは油断しダメージを負う。


「何!?」


 誰かがケン達の前に立つ。ヘンリーだ。ヘンリーは剣を構え決める。


「ヘンリー!」

「これで出番が増えた。」

「何があったんだ彼女?」

「察してください。お願いします。」


 何故か涙を流すヘンリーを見てケンはエリルに聞くとエリルは気不味そうに顔を反らした。そこに次々と聖ヴァルキュリア百合女学園の生徒達がやってきた。


「な、お前達…安全なところにいろと言っただろ!」

「委員長達が助けに行ったのに残っているなんて嫌です!」

「それに私達も出番が欲しいです!」

「おい!不純な動機の奴いるぞ!」


 ケンがツッコミを入れる。フリスタンも来たことには怒ったが仕方ないと判断し痺れる身体をなんとか動かしてケンと一緒に前に立った。


「いいか。これが終わったら全員反省文だ。」

「「「はい!」」」


 元気良く返事したエリル達を見てケンは笑った。そして、みんなと共にバルクに挑んだ。

次回予告

決着!


「本当は1話で終わらすつもりだったのに書きたいことが多すぎて…」

「出たよ作者の無計画。」

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