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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
304/406

電気使いは結構いろんな作品で見る

前回のあらすじ

四天王登場!


「あと1人は?」

「••••」

 修学旅行4日目

 本来なら自由見学する予定のはずだったが突然始まったエクスゲームによってヴィザル達か巻き込まれた。そこにケン達が来て加勢に来る。

 そして今、ケンとフリスタンの前にウェルテルの部下バルクが立ち塞がった。彼が持っている封筒を奪わない限り進展がない。2人は刀と剣を構える。


「始めるぞ。」

「もちろん。」


 バルクが両腕に電気を溜め始めた。それを確認するとすぐに左右に分かれた。バルクはそれぞれケンとフリスタンに向けて電磁波を放った。2人は武器を避雷針にして受け流す。


「ほぉ…」


 バルクは感心するが冷静に分析し2人の剣筋を予測する。その予測通りに来たため2人の攻撃を受け止めた。


「な…」

「情報は戦闘において最も必要なものだ。お前達の情報は全て知った。」

「随分簡単に分かるものだな。」


 ケンはバルクに蹴りいれる。しかし、それも予測されていて膝で受け止められた。そのまま全身から電撃を放ち2人を攻撃する。


「お前達の情報は予め手に入れている。オリュンピア大戦争の英雄、元オリュンティア公国護衛騎士団団長ケン・アレスザード。」


 バルクが出した情報にフリスタンは目を丸くしてケンを見た。ケンはそんなこと気にせず再び構える。


「過去の栄光などどうでもいい。今はアイアンガイア副マスターのケンだ。」

「そうだったな。」


 バルクは雷で剣を作ると雷の刃を放った。2人は刃を避けながら近づこうと試みるが刃だけではなく電撃も飛ばしてくるためなかなか近付けない。

 その時、電撃を避けバルクに接近する者がいた。バルクも気付き剣を振ると弾いてバルクに一撃を入れた。その姿を見たフリスタンは彼女の名前を呼ぶ。


「エリル!何故来た!?」

「私はヴィザルがいるクラスの委員長です。クラスメイトが大変な時に黙って待機など出来ません。」

「•••」


 エリルの行動にフリスタンは頭を抱える。ケンは彼女の目を見て覚悟していると分かるとエリルの隣に立った。


「ありがとう。行くぞ。」

「は、はい!」

「も〜、仕方ない。少しでも危険と感じたらすぐに退避するように。」

「はい!」


 ケンが最初に飛び出す。その両脇をエリルとフリスタンが走る。バルクは待ち構え手から電撃を集束させた光線を発射した。ケンは光線を真っ二つに切り裂く。それを合図に2人はジャンプした。そのままバルクに向かう。


「一芸だけでここまで来たわけではないことを教える。」


 バルクは剣を消すと右腕をでかいペンチに変形させて2人の剣を受け止めた。


「な!?」

「俺は…俺達は殲滅兵器ゼウス・エクス・マキナだ。」

「!」


 バルクは2人を弾き飛ばすとケンの刀を受け止めへし折った。ケンはバルクの追撃を避け距離をとって下がる。


「ゼウス・エクス・マキナ?」


 初めて聞く単語にエリルは?を浮かべる。ケンは刀を捨て炎魔法で刀を作った。


「昔造られた兵器だ。死んだ人間を改造した非人道的な兵器。もしかするとウェルテルもゼウス・エクス・マキナか?」

「それを知るには俺達を倒すことだ。」

「ならそうしよう。」


 バルクか再び全身に電気を溜める。ケンは深呼吸するとバルクに突撃する。それを援護するようにフリスタンとエリルも同時に突撃した。

次回予告

ゼウス・エクス・マキナと判明したバルク。以前戦ったシスターズよりも強力な兵器にどう立ち向かう!?


「もしかして、マキナのように生殖機能があったり…」

「あるぞ。」

「やっぱり!」

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