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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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先輩も個性豊かなのも学園あるある

前回のあらすじ

個性的な後輩登場!


「あ、あの…私のことも思い出してくれませんか?」

 突然始まった先輩との戦闘。しかし、緊張感がない。ヴィザル達の前にいるのはどう見ても小学生ぐらいの身長をした可愛らしい少女だ。それに反して胸が大きい。その胸をなるべく見ないようにしてヴィザルが聞く。


「え〜と…誰ですか?」

「冒険科3年Eクラスのディエス•ノ゙ーヂラス。ドワフ族だよ。」

「気を付けてください。ドワフ族は怪力と土魔法が脅威ですわ。」


 ディエスは地面に手を突っ込む。すると、地面から巨大なハンマーが出てきた。


「じゃあ、始めましょう。」

「え、待って。ギャグ漫画でしか見ないハンマー出てきたけど…」

 

 ディエスがハンマーを振り下ろす。ヴィザル達が避ける。ハンマーの一撃は大きなクレーターを作った。これはヤバいと確信したヴィザル達は猛スピードで逃走した。


「あれくらって大丈夫ですか!?絶対ペシャンコになるやつですよね!?」

「大丈夫だよ。ペラペラになった後空気入れれば戻るから。」

「そんなの嫌だー!」


 ヴィザル達が逃走していると前に誰か待ち伏せていた。金髪の少女でこちらを確認するとニコニコして手を振った。


「初めまして。あなたがヴィザル君?へぇ男って思ってたより可愛いわね。てっきり巨大鮫と格闘したり車で暴走爆走したり派手なアクションする山路◯弘みたいな声をした人種と思ってたけど。」

「それどこのジェ◯ソン・ステイサム!?」

「あ、私ライラ。よろしくね。」


 ライラは自己紹介すると小さな球を飛ばした。その球はヴィザル達に近付くと爆発した。嫌な予感がしたヴィザル達はすぐに避けるがいくらかダメージを負ってしまった。


「ヤバい!」

「今ので13%ダメージを受けちゃった!」


 前にはライラ、後ろにはディエスがいる。ヴィザルは意を決してディエスのハンマーを風魔法を付与した脚で蹴り上げた。


「《ガイアグングニル•アッパー》!」


 ヴィザルの蹴りはディエスのハンマーを真正面から破壊した。ディエスは驚きつつもすぐに地面に手を突っ込んでハンマーを取り出した。


「あれは土魔法で作ったハンマーだから壊しても無駄だよ!」

「それよりあのデカイハンマー振り回せるんですか!?」

「あれがドワフ族だよ!」


 ディエスとライラの攻撃を避けながら逃げる。すると、今度は空から右腕が義手の有翼人がヴィザル達を攻撃してきた。


「ヤタノ先輩!」


 フィオナが飛んで応戦する。フィオナが突風を起こす。ヤタノも突風を起こしてぶつける。


「よう!あれが男?男って電話ボックスを持ち上げたりプレデターと格闘したりダダンダンダダンする存在だと思ってた。」

「それどこのアーノルド・シュ◯ルツェネッガー!?」


 ヤタノは上から羽根を飛ばしてくる。一発一発は大した威力じゃないが雨のように降ってくる。ヴィザルは風を巻き起こして羽根を飛ばす。


「へぇ、やるじゃないか。」

「先輩!私が相手です!」

「いいぞ!」


 フィオナがヤタノの相手をする。ヴィザル達はライラの爆発球から逃げるために森の中を駆け巡る。すると、広いところに出た。今は使われてない建物が見える。こんな場所があったのかと初めて知ったヴィザルはキョロキョロ見回していた。


「ここだよヴィザルン。毎年先輩達がここを拠点にしているんだ。」

「一番乗りですね先輩!」

「それって真っ先に狙われるの僕達ですよね。」


 ヴィザルの一言でフェルトリーネ達は汗をかく。そこにキツネの獣人少女が刀を携えてやってきた。


「初めましてヴィザル•オルディダンテ様。私は玉藻御前。高等部3年冒険科Fクラスです。」

「よ、よろしくお願いします。ヴィザル•オルディダンテです。」

「男性って戦闘機乗り回したり不可能任務のため世界中で諜報活動する活動的な異性とお聞きしましたが?」

「それどこのトム・◯ルーズ…ってなんでみんな男はアメリカ俳優ってイメージになっているんですか!?」


 ヴィザルがツッコむ。そんなことしていると後ろからディエスとライラが来た。逃げ切るのは難しい。そう判断したヴィザル達は武器を構えて先輩達に立ち向かう。


「お手合わせお願いします。」


 玉藻も刀を抜いてディエス達と一緒にヴィザル達に挑んだ。

次回予告

戦いは激化していく。


「これ一応授業ですよね?」

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