文化祭が楽しみなのは学園あるある
前回のあらすじ
部活が個性的過ぎる…
「ちなみに作者は何部?」
「•••」
「何故黙る!?」
ある日
「これから文化祭の出し物を決めたいと思います!」
エリルの一言でクラス中が歓喜した。
「では、どんなのがいいか意見をお願いします。」
「ヴィザル君触り放題喫茶!」
「ヴィザル君触り放題お化け屋敷!」
「ヴィザル君触り放題縁日!」
「ヴィザル君触り放題お菓子店!」
「ヴィザル君触り放題秘宝館!」
「ちょっと待て!」
次々と意見を出すクラスメイト達にヴィザルがツッコミ入れる。黒板に書いてある出し物には全て『ヴィザル君触り放題』って着いている。
「なんで触り放題!?しかも最後は完全アウトですよね!?」
ヴィザルが前に出てヴィザル君触り放題と秘宝館を消す。
「あ〜!ひどーい!」
「僕の人権どうなっているんですか!?」
「でも折角の初男だしそこを強調させたい。というか全面に出したい。」
エリルの発言にクラス中が賛同する。しかし、ヴィザルはオリヴィエを見ながら反論した。
「もし、僕がハーレムなんてことになったらオリヴィエさんに八つ裂きにされますよ。」
その一言でクラス中が黙る。当の本人であるオリヴィエはニコニコしてヴィザルを見ている。仕方なくヴィザル君触り放題を廃止して普通に出し物を決めることになった。すると、クラスメイトの1人が挙手した。
「はい、ルルカさん。」
「なら演劇はどうでしょうか?」
「演劇?」
青髪の少女ルルカの提案にエリルが少し興味を持つ。ルルカは立ち上がりカバーの着いた本を見せながらイキイキと話し始めた。
「はい。私がこの前読んだ物語がとても面白いのでオススメしたいと思い候補に出しました。」
ルルカはそう言ってカバーを外し表紙を見せた。タイトルは『化○語』。表紙には阿良○木が写っている。
「アウトー!」
「え!?」
「なんでそれ!?物語って童話とかそんなんじゃないんですか!?」
「面白いですよ!」
「分かります!面白いのは分かります!けどそれ演劇出来ます!?」
ルルカはショボンとして着席した。けど演劇という案は面白くそれを採用したいというクラスメイトが手を挙げ始めた。その結果、演劇をすることになった。エリルは演劇以外を消し次に入る。
「それでは演劇ということにして内容はどうしましょう?」
「もも○ろう!」
「浦○太郎!」
「金○郎!」
「ウルト○マンタロウ!」
「誰だ最後!?」
中々演劇の内容が決まらない。すると、またルルカが手を挙げた。
「シンデレラはどうでしょうか?」
「「「おぉ~!」」」
「ちなみに理由は?」
「シンデレラは貧乏だった少女が魔法で綺麗になって王子様に見初められる素敵なお話です。その王子様をヴィザルさんにお願いしたいです。」
「まぁ、それなら大丈夫ですけど…」
ルルカの案にみんな感嘆する。ヴィザルもそれなら大丈夫かと賛成する。こうして、冒険科2年Fクラスの文化祭の出し物は演劇シンデレラに決まった。
次回予告
文化祭にむけて演劇の練習開始!
「何故でしょう?不安でいっぱいです。」




