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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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普段だらしない先生が強いのは学園物あるある

前回のあらすじ

続々と新キャラ登場!


「これ、本当に纏めれるんですか?」

「••••では授業を終わる。」


 いつものように授業を受けるヴィザル。授業が終わり先生が教室を出る。すると、フェルトリーネ達も荷物を持って教室を出ようとした。


「あれ?次なんだっけ?」

「ヴィザル君、合同授業よ。」

「あ、またEクラス?」

「違うよ!Bクラス!騎士科だよ!」


 ヴィザルのところにレミルがきて説目してくれた。


「聞いてなかった?二学期になると冒険科は剣術や魔術の基礎を実践するために騎士科や魔術科と合同授業するんだよ!」

「••••多分寝てましたね。」

「ヴィザル君…」


 呆れるオリヴィエ。次の合同授業のためヴィザルは教室に残って着替える。着替えが終わり以前ヴィザルとアイリスが決闘した闘技場に集合する。

 全員集まったことをヒスイとプラチナが確認する。確認が終わるとヴィザルとオリヴィエのために軽く説明を始めた。


「今回は冒険者になるにあたって最低限の剣術を実践で学ぶため、騎士科は冒険科と訓練し剣術を極めるため、冒険科と騎士科で合同授業を始めます。」


 授業内容は簡単。冒険科と騎士科に別れて刃の着いていない模擬剣で模擬試合するというものだった。今回は相手が騎士科ということもあり剣術に長けたヴィザルやエリルが選出された。他に選出されたのはフェルトリーネとまだあまり会話していない生徒二人だった。


「じゃあ最初はヴィザル君もいることだしエリル、手本見せてあげて。」

「分かりました。」

「では、こちらはアレクシアちゃんにお願いしようかな?」

「はい!」


 エリルとアレクシアがステージに上がる。二人ともある程度進むと立ち止まり礼をする。シャルロットマーニュ学園では余りお目にかからない礼儀正しい姿にヴィザルは関心そている。

 プラチナの合図で模擬戦が始まった。二人は剣を構え静かに立っている。そして同時に飛び出しすれ違いさまに一振りした。一瞬のことで皆息をのむ。すると、エリルの剣が真っ二つに折れた。


「私の…負けだ。」

「対戦、ありがとうございました。」


 両者剣を納め礼してステージから出る。


「凄い。一瞬で終わった。てっきりキンキンと鳴らしまくりながらグダグダ続くと思ってた。」

「ヴィザルさん、それはさすがに失礼ですわ。」


 エリルの模擬戦が終わり2戦目、3戦目、4戦目と模擬戦が続く。(長くなるのでカット。)


「「「ねぇ!私達の出番これで終わり!?」」」


 模擬戦が進み最後はヴィザルの出番となった。すると、プラチナがステージに上がってきた。


「え?先生なんですか?」

「はい。今朝はお見苦しいところをお見せしてしまったのでここで名誉返上しようと思い…」

「それを言うのなら名誉挽回では?」

「•••」


 ヴィザルに指摘され顔を真っ赤にするプラチナ。顔に手を当て呆れるアレクシア達。落ち着いたプラチナは剣を抜き構える。ヴィザルも同じように構えた。


「では模擬戦、始め!」


 ヒスイが開始の合図をする。それと同時にヴィザルが飛び出し剣を振るう。プラチナは剣で受け止めヴィザルの攻撃を受け流す。そのまま回転してヴィザルの後ろをとるもヴィザルもすぐに反応してプラチナの攻撃を躱した。


「さすがですね!」

「ありがとうございます!」


 ヴィザルが下がったプラチナに追撃しようと接近する。すると、プラチナは自分の首を高く投げた。ヴィザルは驚き上を向く。そこ一瞬でプラチナは詰め寄りヴィザルに攻撃した。プラチナの一撃を受けたヴィザルはバランスを崩し倒れる。すぐに起き上がると落ちてきた首を華麗にキャッチするプラチナが目に写った。


「今朝と全然違う。」

「これが本来の私です。」


 えっへんと自慢気に胸をはるプラチナ。ヴィザルは感心しつつ再び構えて突撃する。プラチナはまた首を上に投げて突撃する。二人は激しい剣戟を繰り広げた。周りが固唾を呑んで見守っていると落ちてきたプラチナの首がヴィザルの頭に命中しヴィザルがよろけた。その隙をついてプラチナがヴィザルに一撃を入れ剣を真っ二つに折った。


「そこまで!勝者プラチナ!」


 ヒスイが終了の合図を出す。ヴィザルはクラクラしながらプラチナを見るとプラチナもクラクラしていた。


「ど、どうですか〜?私だってこれぐらいお手のものですよ〜。」

「本当ですか?」


 プラチナに疑念を持ちつつも彼女の強さを実感したヴィザル。こうして合同授業による模擬試合は終わった。

次回予告

学校と言えばあれ!が登場。


「確かに出てませんでしたね。」

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