女性の変化は分かりにくいのは彼女あるある
前回のあらすじ
夏休みの宿題が終わらない。
「作者は宿題ちゃんとやる派?」
「ちゃんとやって最後まで残る派。」
「え?」
夏休みも終わり聖ヴァルキュリア百合女学園の新学期が始まった。この日は始業式のみで授業はない。始業式に出席したヴィザル。やっぱり自分以外全員女性という状況に慣れない。壇上でヒルデ学園長が挨拶している時もアイリス生徒会長が挨拶している時も全然落ち着かなかった。
下を向いたまま始業式が終わった。ヴィザルはそのまま教室に戻る。教室で担任のヒスイがこれからを話す。やっと全てが終わり帰ろうとする。
「終わった。いや、始まったのか。」
「ヴィ〜ザル〜ン!」
帰ろうとするヴィザルのところにフェルトリーネがやってくる。けどなんだろう。前より艶やかになっていた。ヴィザルはつい顔を背ける。そこにフェルトリーネが抱き着く。ヴィザルは恥ずかしさよりも恐れを感じた。おそるおそるオリヴィエを見る。オリヴィエはニッコリとこちらを見ている。
「決して疚しいことは考えておりません。」
「これを見るのも一ヶ月ぶりだね。」
オリヴィエに土下座するヴィザルを見てレミル達がクスクス笑っている。ヴィザルは顔を上げてオリヴィエを見る。オリヴィエはジーとヴィザルを見る。
「ヴィザル君、何か気付かない?」
その言葉にヴィザルは再び頭を着けた。
(なんだ!?なんだこの質問!?もし分からないとか違うこと言ったら終わる!)
オリヴィエの質問にヤバいと直感したヴィザルは汗をダラダラ流しながら考えた。チラッとオリヴィエを見る。いつもと変わらない髪型、髪色、瞳、唇、胸、チラッと見えたへそ、白いパンツ、むっちりした太もも…
「どこ見てるのよ。」
「すみません。」
顔を赤らめヴィザルの頭を踏んづけるオリヴィエ。ヴィザルは一通り見たけど分からない。とにかくなんとか当てようと周りを見る。
(参考になるもの、参考になるもの…)
なぜか艶やかなフェルトリーネ、髪を伸ばしているエリル、肌がツヤツヤしているロゼリア、少し日焼けしているサリー。ダメだ。何の参考にもならない。ならばと先生とヒスイを見る。少し窶れていた。近くにいるサリアとアルティネを見る。サリアは元気がなくアルティネは変わらない。
(あ、ダメだ。全然分からないや…)
「ちょっと考える時間をください!」
「ヴィザル君!?」
ヴィザルは耐えきれず脱兎の如く逃げるように教室から出て行った。
「も〜。折角香水変えたのに…」
そう言って不満そうに髪をクリクリいじるオリヴィエだった。
次回予告
リリエスタの自由研究で大変なことに!
「や、やってしまいましたわ。」




