ボスは大体巨大
前回のあらすじ
みんなで一致団結!
「やっぱりシビレ罠とかあった方がいいかなぁ?」
「もういいわ!」
意を決してヴリドラシルに向かうサリア達。しかし、巨大なヴリドラシルに効果覿面な作戦が思い付かない。
「それにしてもデカすぎだろ。」
「ドラ○エやモン○ンでさえあのレベルの大きさのボスはいないわよ。」
「その話はそこまで。これ以上言うと訴えられそうだから終了。」
アルティネが話を強制的に終わらせる。だんだんヴリドラシルに近付くにつれその大きさを実感してしまう。
「あれどうやって倒すの?」
「どれだけデカくても生物なら何か弱点はあるはずだ。」
「ギャンブル中毒とか?」
「それはサリアだ。」
「酷くない!?」
サリアがケンにツッコミを入れる。そのままヴリドラシルの前まできた。既にバルウェイン達が交戦している。しかし、ヴリドラシルが一歩進むだけで地響きがなり雄叫びをあげるだけで鼓膜が破れそうだ。
サリア達はヴリドラシルの攻撃を避けたバルウェインの隣に並ぶ。
「サリア。」
「一緒に戦っていいよね?」
「後方の安全は?」
「確保済。」
「よし。共に奴をたたくぞ。」
「あいよ!」
サリアは炎の拳を大量に作りヴリドラシルに向けて放つ。攻撃は全て右前足に命中するがヴリドラシルは痛がる素振りを見せるどころか全く気にしてなかった。すると、ヴリドラシルの前に巨大な岩のゴーレムと氷のゴーレムが現れた。ギガストロとフレアガルドだ。二人はゴーレムに乗り込みヴリドラシルにタックルして動きを止めた。
「さすがに俺のギガントゴーレムよりデケェ奴は初めてだ。」
「だがこれならどうだ。」
ヴリドラシルに触れたフレアガルドがヴリドラシルを凍らせる。左前足を完全に凍らせ動きを止めた。しかし、ヴリドラシルは力強くで氷を割るとフレアガルドを踏み潰そうとした。フレアガルドはすぐに避けるがヴリドラシルの巨大な腕が追撃してきた。フレアガルドはすぐに氷でシールドを作るがヴリドラシルはシールドごとゴーレムを殴り破壊した。
「フレアガルド!」
ゴーレムがバラバラになる。その中からフレアガルドが氷の翼を作って飛んできた。しかし、彼の頭から血が流れている。
「バカ力め。」
フレアガルドは傷口を凍らせて応急処置をする。フレアガルドが生きていることに安堵したバルウェインは剣を振り回し雷の刃を放つ。そこにマキナが腕から光線を、インドライガが雷の矢を、トールバスターが炎の矢を放って追撃する。しかし、ヴリドラシルにはあまり効いていなかった。
「やはりデカすぎると効果が薄いな。」
「なら、やり方を変えよう。」
インドライガとトールバスターは互いを見て頷くとヴリドラシルの右に移動しさっきと同じ技を放った。二人の技は真っ直ぐ進みヴリドラシルの右目に命中した。その瞬間、ヴリドラシルは一瞬だけ怯み首を振った。
「やっと光明が見えた。」
ヴリドラシルの一瞬の怯みを見逃さなかった。その場にいた全員でヴリドラシルの右目を狙って攻撃を始めた。そこで初めてヴリドラシルはこちらの攻撃を避けた。
「•••鬱陶しい。」
「な!?」
「鬱陶しい!」
その瞬間、ヴリドラシルが初めて喋ったのだ。言葉を発すると思ってなかったのかヴィザル達は驚いていた。ヴリドラシルは背中の大樹から大量の触手を出して攻撃を始めた。
「散開!」
バルウェインが叫んで指示する。その指示に従いバラハに別れて各自で触手を対処する。大量の触手をなんとか捌いていく。
「多すぎでしょ!」
「触手物のAVとか勘弁だぞ。」
「そこ、黙ってなさい。」
ヴリドラシルは触手を出して攻撃しながら進行している。ギガストロがなんとか抑えてはいるもののヴリドラシルは止まらない。すると、ヴリドラシルの後ろ右足が地面から生えた蔓で絡めとられた。
「やっぱり私達も参加した方がいいわね。」
サリア達が声のする方向を見るとアルトディーナがいた。彼女の後ろにはロキエルとネフティウスをおんぶしているイシリスがいた。
「これで魔聖七天王全員集合か。」
「そうみたいじゃのぉ。」
バルウェインのところにミョルニオスがやってくる。魔聖七天王の皆が集合する。そこにインドライガやトールバスター達も集まってきた。
「これだけいればなんとかなるでしょ。」
「まぁ慢心はできんがな。」
サリア達はヴリドラシルを見上げる。ヴリドラシルはサリア達を見下ろすとニヤリと笑った。
次回予告
サリアを見たヴリドラシルはサリアの父ゼウラルの最後を語り始めた。
「そうか…」




